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バイデン米大統領、オピオイド蔓延防止のための米メキシコ安保協力に関する声明を発表(米国)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年12月12日 0時25分

米国のジョー・バイデン大統領は12月6日、4年間の同政権におけるオピオイド蔓延(まんえん)防止のためのメキシコとの安全保障協力に関する声明を発表した。声明文では、「(米国の)最高司令官として、私には、米国民を危害から守るという重大な責任がある。だからこそこの4年間、オピオイドの蔓延防止を、米国内ではユニティ・アジェンダ(注)の中心課題として取り組み、海外では世界の指導者たちと協力してきた」と、在任中の成果を強調した。

声明では、メキシコの治安部隊が12月上旬、合成オピオイドである違法フェンタニル2,000万回分を押収したことに触れ、「私はこれを可能にした(メキシコの)クラウディア・シェインバウム大統領のリーダーシップとパートナシップに感謝したい」と述べ、フェンタニル対策に命を捧げ、密輸を阻止してきた国境両側の多くの関係者にも感謝の意を示した。

なお、米国税関・国境警備局(CBP)は11月19日、過去2会計年度(2022年10月~2024年9月)で、史上最多の5万ポンド(約20億回分)近くのフェンタニルを押収したと発表している(2024年11月26日記事参照)。

フェンタニルなどの米国への流入はたびたび問題視されており、ドナルド・トランプ次期大統領は11月25日、自身が設立したSNSトゥルースソーシャルへの投稿で、米国へのフェンタニルの流入をメキシコが取り締まらない場合には同国からの輸入に25%の関税を課すと述べていた(2024年11月26日記事参照)。

(注)ユニティ・アジェンダは、バイデン大統領が推し進めてきたアジェンダで、オピオイドの蔓延防止への取り組み、ビッグテックへの責任追及、退役軍人に対する義務遂行などが含まれる。

(吉田奈津絵)

(米国)

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