1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 国際
  4. 国際総合

日本産和牛プロモーションセミナー、リヤドで開催(サウジアラビア、日本)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年12月16日 10時35分

日本畜産物輸出促進協会(J-LEC)は12月10日、サウジアラビアの首都リヤド市内のCantonal Hotelで、日本産和牛の販売促進を目的とした食肉関連事業者向けのセミナー「Experience Japanese Wagyu Beef in Riyadh Masterclasses & Tastings Event」を開催した。当地のレストランや小売事業者、卸売事業者など約60人が参加したほか、日本から12人の食肉関係者が参加した。農水水産省の常葉光郎輸出・国際局審議官、森野泰成・駐サウジアラビア大使も出席した。

常葉審議官は「このセミナーを通じて、日本産和牛のサポーターになってほしい」と呼びかけ、森野大使は「レストランやスーパーマーケットでよく見かける一般的なwagyuと、日本産和牛の違いをお客さまにお伝えすることが重要だと考える」と語った。J-LECの川島俊郎専務理事が日本産和牛の特徴と、格付けや飼育方法などについて講演を行い、2人の専門講師が日本産和牛の基礎的な知識や切り方、調理方法などについて実演を行った。質疑応答では、ロイン系以外の部位の調理方法や、ハラール食肉処理の仕方、他の料理との相性など多くの質問が寄せられた。

写真 カッティングのデモンストレーション(J-LEC提供)

カッティングのデモンストレーション(J-LEC提供)

写真 調理の実演(J-LEC提供)

調理の実演(J-LEC提供)

写真 テイスティングの内容(ジェトロ撮影)

テイスティングの内容(ジェトロ撮影)

参加者に聞いたところ、「日本産和牛と他国産和牛の違いや肉質の違いを理解できた。また、部位は無駄なく調理できることを理解できた。日本産和牛の調達も検討してみたい」「非常に有意義なセミナーだった。今回のシェフによる技術指導、調理方法やメニューの提案などは非常に参考になった。今後も日本産和牛を学べる機会を提供してほしい」など、好意的なコメントが多く寄せられた。サウジアラビアでは2023年1月に日本産和牛の輸出が開始されたが(2023年1月24日記事参照)、同国での日本産和牛の普及が喫緊の課題となっている(2024年8月29日付地域・分析レポート参照)。今回のJ-LECによる取り組みを通じ、日本産和牛の消費拡大、輸出拡大につながることが期待される。

(林憲忠)

(サウジアラビア、日本)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください