人材・社会開発省、2024年上半期に約15万人の民間セクターへの就職を支援（サウジアラビア）

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サウジアラビア人材・社会開発省（MHRSD）は8月6日、2024年上半期に15万3,000人以上のサウジアラビア人男性と女性の民間部門での雇用を支援したと発表した〔2024年8月6日付サウジアラビア国営通信（SPA）〕。

トゥルキ・ビン・アブドラ・アル・ジャウィニ人材開発基金理事長は「民間部門の施設に対し、訓練、雇用、エンパワーメント支援プログラムのための37億9,000万リヤル（1,478億円、1リヤル＝約39円）の支出を行った。140万人のサウジアラビア人男性と女性、およびサウジアラビアで事業展開を行う約10万の施設がこのプログラムの恩恵を受けた」と述べた。

サウジアラビア総合統計庁（GASTAT）によると、2024年第1四半期のサウジアラビア人失業率は7.6％で、前年同期比で1.1ポイント減少した（添付資料表参照）。サウジアラビア人男性の失業率は4.2％（前年同期4.7％）、女性は14.2％（前年同期16.3％）と低下傾向にある。

サウジアラビアの主要紙「サウジ・ガゼット」（2024年8月8日付）は、7月に民間部門に新たに就業したサウジアラビア人は6月の1万6,500人から3万4,600人以上となり、民間部門の労働者総数は6月の1,140万9,000人から1,147万3,000人に達したと報じた。

人材開発基金は、サウジアラビア人のスキル開発、労働市場への参加の拡大、民間部門の現地化への貢献の促進に努め、国内労働力の訓練、雇用、エンパワーメントに携わる団体とのパートナーシップを強化し、労働市場における競争力と継続性を高めることに取り組んでいる。

（林憲忠）

（サウジアラビア）