韓国銀行、基準金利を3.00%に据え置き(韓国)
ジェトロ・ビジネス短信 / 2025年1月17日 11時55分
韓国銀行(中央銀行)は1月16日、金融通貨委員会を開催し、基準金利を現行の水準(3.00%)に据え置くと発表した(2024年11月29日記事参照)。同行は基準金利を据え置いた理由などについて、次のように説明している。
物価上昇率(注)の安定や家計負債の増加に鈍化が見られるが、国内の政治情勢や主要国の経済政策に変化が生じ、経済の不確実性が高まっている。そのため、現行の基準金利の水準を維持し、国内外の情勢変化を慎重に見極めることが適切だと判断した。
金融面では、家計負債の増加の勢いは当面、鈍化するものと思われるが、為替レートの変動が物価と金融システムの安定に及ぼす影響については注意を払う必要がある。
金融通貨委員会は今後、国内の政治情勢や各国の経済政策の変化とその影響を調査しながら、物価上昇率と金融システムの安定に留意して金融政策を運用する。
(注)2024年12月の消費者物価は前年同月比1.9%上昇(2025年1月10日記事参照)。
(橋本泰成)
(韓国)
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