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米アーチャーの「空飛ぶクルマ」、連邦航空局から商業運航認可を取得(米国)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年6月11日 0時55分

電動垂直離着陸機(eVTOL)、いわゆる「空飛ぶクルマ」を設計・開発する米国アーチャー・アビエーション(本社:カリフォルニア州パロアルト)は6月5日、米国連邦航空局(FAA)から商業運航認可(パート135)を取得したと発表した。同社は2024年2月にFAAから航空機修理サービス実施の認可(パート145)を得ており、機体の型式証明取得後に商業運航を開始することができるという。

米国での商業運航認可を得た「空飛ぶクルマ」の企業は、ジョビー・アビエーション(本社:カリフォルニア州サンタクルーズ)に次いで2社目となる(2023年11月27日記事参照)。

航空・自動車業界巻き込み、運航開始を目指す

アーチャーとジョビーはともに、航空業界・自動車業界を巻き込み、それら企業の支援を受けて事業を進めている。アーチャーは、米ユナイテッド航空などとの連携によりシカゴで、ジョビーは、米デルタ航空との連携によりニューヨークやロサンゼルスで、都心部から空港向けのシャトル輸送計画を練っている。また、機体製造では、アーチャーはステランティスと提携し、機体に使用するバッテリーのサプライチェーンを見直すなどで協業し、ジョビーはトヨタ自動車と協業してエンジニアリングツールの設計や生産施設のレイアウトなど、航空機開発を支援する幅広いプロジェクトで協力している(2023年7月12日記事参照)。さらに、ジョビーは6月4日、自律型運航を手掛ける航空会社のエックスウイングの自律走行部門の買収を発表するなど、「空飛ぶクルマ」関連の発表が相次いでいる。

日本国内では、日本航空が2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)で「空飛ぶクルマ」の運航事業者に選定されており、eVTOL運航事業会社を住友商事と共同で設立することを6月3日に発表した。

(芦崎暢)

(米国)

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