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ミレイ政権、輸出に係る予防的参照価格制度を廃止(アルゼンチン)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年10月25日 13時30分

アルゼンチンの公共歳入連邦管理庁(AFIP)は10月22日、一般決議5587/2024号を公布し、アルベルト・フェルナンデス政権下の2020年5月に導入された輸出に係る予防的参照価格制度を廃止した。

同制度は、過少に輸出額が申告されることを防ぎ、正しく税収を確保することを目的に、政府が製品の輸出申告時の基準価格を設定する制度だ。輸出申告額が当該予防的参照価格を下回る場合に輸出書類と貨物の検査が行われる。特定の品目のみが本制度の対象となっており、ハビエル・ミレイ政権は2024年7月、一部農産物・加工品をその対象から除外した(2024年8月8日記事参照)が、今回はその制度そのものを廃止した。

予防的参照価格制度が廃止されても、「緑」「橙(だいだい)」「赤」の3つのチャンネルによる貨物検査は引き続き行われる。緑に該当する貨物は検査なし、橙に該当するものは輸入内容に基づき提出した船積み書類などの検査、赤に該当するものは書類検査および現物検査が行われる。

AFIPはさらに、輸入の検査も簡素化した。10月22日に公布した一般決議5586/2024号により、貨物検査において「赤」に該当した輸入貨物の現物検査に、当該貨物が関係する業界団体がオブザーバーとして現物検査に参加する制度を廃止した。

(西澤裕介)

(アルゼンチン)

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