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日本の博覧会協会が中国大陸初出展、大阪・関西万博PR(中国、日本)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年10月1日 0時30分

中国の広東国際旅游産業博覧会(CITIE 2024)が9月13~15日、中国輸出入商品交易会展館で開催された。このイベントは広東省文化和旅遊発展与保障中心が主催し、今回で15回目の開催となった。日本や韓国、ベトナム、タイなど50以上の国・地域から出展し、各国の観光や食文化をPRした。

日本からは、2025年日本国際博覧会協会(博覧会協会)が中国大陸に初出展を果たし、2025年4月に開幕する「2025年日本国際博覧会」(大阪・関西万博)の広報を行った。万博のテーマや玄関口となる関西国際空港から会場までのアクセス経路、入場券の金額などの情報を発信したほか、公式キャラクター「ミャクミャク」が登場し、来場者の注目を集めた。このブースを訪れた来場者は「公式ブースとキャラクターは初めて見た。来年、万博会場に行けることを楽しみにしている」「入場券は国際クレジットカードでしか買えないと思ったが、中国のWeChatペイとアリペイでも購入できるとわかって良かった。早速、超早割チケットを購入した」と話し、大阪・関西万博への期待感が高まりつつあることがうかがえた。その他、日本政府観光局(JNTO)が設置したブースでは、地方自治体、航空会社、観光事業者によるプレゼンテーションや、中国人KOL(キーオピニオンリーダー)によるライブ配信・訪日旅行体験トークショー、日本の伝統楽器の演奏などが行われ、中国の消費者に訪日旅行をPRした。自治体国際化協会(CLAIR)や宮崎県、熊本県、神奈川県なども独自にブースを設置した。

JNTOによると、中国から2024年1~8月の訪日客数は約459万5,200人だった。2019年同期比約3%減で、新型コロナウイルス感染拡大前の水準にまでほぼ回復している。また、中国人の国・地域別訪問先として、日本は香港、タイ、マカオに続く第4位(2019年時点)だった。さらに、JNTOが発表している中国人の都道府県別訪問率(注)で、大阪府が1位、京都府や奈良県も5位以内に入る(2019年時点)など、関西地方は旅行先として人気が高い。大阪・関西万博を契機とするさらなる旅行客数の増加が期待されている。

大阪・関西万博の中国館は「自然と共に生きるコミュニティの構築-グリーン発展の未来社会-」をテーマとし、2024年2月2日に起工式を行い、建設を進めている。

写真 CITIE会場で巡回している公式キャラクター「ミャクミャク」(ジェトロ撮影)

CITIE会場で巡回している公式キャラクター「ミャクミャク」(ジェトロ撮影)

(注)2015年以降、訪問率算出の際には、出入国時に利用した空・海港が所在する都道府県に訪問したとみなしている。母数は空・海港での訪日外国人に対するアンケート調査の数値が基となる。

(高文寧)

(中国、日本)

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