1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 国際
  4. 国際総合

ストックホルムで「Formex」開催、北欧デザインと日本製品の融合に期待(スウェーデン、日本)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年9月11日 0時5分

スウェーデン・ストックホルムで8月27~29日、北欧最大規模のインテリア・デザイン見本市「フォルメックス(Formex)」が開催された。主催者によると、15カ国から358社の企業が出展し、3日間の来場者数は7,945人に上った。スウェーデン国内のみならず、フィンランド、ノルウェー、デンマーク、英国、ドイツなどからの来場者もみられた。

ジェトロは、日本各地の工芸品などの輸出支援プロジェクトTAKUMI NEXT 2024に採択された、日本の魅力ある伝統工芸品や日用品などの展示を中心にブースを出展し、訪れたバイヤーに、ジェトロが運営する海外の有力バイヤー専用のBtoBオンラインカタログサイト「Japan Street」をPRした。同ブースでは、西陣織生地の帽子、ラーメン用の器など多くの商品が展示され関心を集めたほか、自然素材を使用したシンプルかつ機能的な生活雑貨は、北欧と日本のデザインを融合した「ジャパンディ(注)」スタイルに取り入れられるアイテムとして注目された。

写真 ジェトロブースの様子(ジェトロ撮影)

ジェトロブースの様子(ジェトロ撮影)

北欧デザインの特徴として、木材や竹、リネンを使用したインテリアや、日照時間が短いために室内を明るく印象付ける白や淡いグレー、ベージュなどのカラーを基調とした配色が挙げられるが、2024年秋冬シーズンのトレンドを紹介する「Formex Major Trend Exhibition」のエリアでは、赤・黄色系統の色を織り交ぜることで、暖かみを一層感じさせる空間づくりが今後のポイントとして紹介された。

写真 「Formex Major Trend Exhibition」の展示(ジェトロ撮影)

「Formex Major Trend Exhibition」の展示(ジェトロ撮影)

同見本市のキーアカウントマネージャーのウェイル・エルタイエブ氏は「スウェーデンと日本の消費行動の共通点は、品質に対し出費を惜しまないこと。特にサステナブルかつロングライフな製品は、北欧の市場で受け入れられやすい。スウェーデンのデザイン業界と日本企業の協業がさらに増えていくことに期待する」と語った。

(注)ジャパンとスカンディナビアを融合させた新しいインテリアのスタイルを表す造語。

(高橋慧多、篠崎美佐)

(スウェーデン、日本)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください