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インターネット普及率上昇、テレビからの接続が増加傾向(ブラジル)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年8月26日 0時35分

添付資料PDFファイル(137 KB)

ブラジル地理統計院(IBGE)が8月16日に発表した情報通信分野の全国家庭サンプル調査「PNAD Contínua TIC 2023」(注)によると、2023年のブラジルの家庭でのインターネット普及率は前年の91.5%から92.5%に上昇した。10歳以上の個人の普及率も88%(前年比0.8ポイント増)で、約1億6,450万人に達することが分かった(添付資料図1参照)。特に60歳以上の普及率の上昇は著しく、前年の62.1%から66%に上昇している(添付資料図2参照)。IBGEアナリストのグスターボ・ジェアキント氏はIBGE公式サイト(8月16日付)で「インターネットが日常生活の中でさまざまな面で必要なものとなり、高齢者も利用を迫られるようになった」と理由を説明している。

テレビからの接続増加はストリーミングサービス普及が要因

インターネット接続端末の利用率は、携帯電話が98.8%と最も多く、次いでテレビが49.8%、パソコンが34.2%だった。この調査が開始された2016年以降、テレビからの接続が増加し、パソコンからの接続が減少して、2021年に初めてテレビからの接続がパソコンからを超えた(添付資料図3参照)。ジェアキント氏は2023年11月3日付の現地紙「フォーリャ」のインタビューで「ストリーミングサービスの普及がテレビからのインターネットアクセス増加の主な要因だ」と分析し、8月16日付のIBGE公式サイトで「今回の調査でも個人の約半分がテレビからインターネットに接続していることがわかり、同様の傾向が確認できた」と述べている。

インターネットの利用動機としては、音声やビデオ通話が94.6%(前年比0.2ポイント増)、アプリケーションを用いたテキストメッセージやボイスメッセージの利用が91.1%(0.9ポイント減)、動画(映画・ドラマシリーズも含めて)視聴が87.6%(前年比0.7ポイント減)、SNSの利用が83.5%(0.1ポイント減)と高い割合を占めている。

(注)全国家庭サンプル調査(PNAD Contínua)は、IBGEがブラジル全土で21万1,000世帯を対象に実施する調査で、情報通信分野に関するデータは年に1回公開される。

(エルナニ・オダ)

(ブラジル)

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