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5月のCPI上昇率は前年同月比5.1%、緩やかに景気回復へ(ケニア)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年6月11日 13時20分

ケニア国家統計局は5月31日、同月の消費者物価指数(CPI)上昇率が前年同月比5.1%だったと発表した。項目別でみると、交通が同8.1%、食料・飲料が6.2%、住宅・水・電力・ガスが4.4%だった。ケニアでは4~5月に過去に類を見ない豪雨に見舞われ、国内各地で洪水が発生した。この状況を受けて、食料生産・供給が滞り、前月比でホウレンソウ(18.2%)、ケール(15.0%)、トマト(14.0%)、ポテト(6.2%)などの食品価格が高騰した。

ケニア中央銀行の金融政策委員会は6月5日、政策金利を13.00%に据え置くことを決めた。物価上昇はターゲット水準に落ち着き、為替レートも安定的に推移するものの、非燃料・非食料項目での物価上昇圧力が引き続き高いとしている。通貨シリングは、中銀レートが5月9日の1ドル=131.25シリングから、6月10日には129.40シリングと、130シリング前後で安定的に推移している。

ケニアのスタンビック銀行は6月5日、2024年5月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は51.8になったと発表した。同行は、前月から1.7ポイント改善し、物価上昇が減速、民間企業の景況感も緩やかに回復に向かっているとしている。

(佐藤丈治)

(ケニア)

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