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中欧班列、武漢~ロシア間の新路線開通(中国)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年11月6日 0時15分

中国湖北省武漢市を発着する列車を運行する武漢・漢欧国際物流は10月23日、武漢市とロシアのタタルスタン共和国のクルグロエ・ポレ村を結ぶ新路線が開通したと発表した。同地は、タタルスタン共和国の首府・カザン市から東に200キロ強の距離に位置するトゥカエフ地区の村で、ロシアの工業生産特区として自動車部品の生産拠点となっている。

同路線は、武漢市を出発後、新疆ウイグル自治区アラシャンコウ(阿拉山口)市の口岸(注)から国境を越えた後、クルグロエ・ポレ村に到着する。同路線の輸送時間は約18日。同社の担当者によると、「同路線の開通は武漢を発着する中欧班列の物流通路ネットワークのさらなる拡大に寄与する。湖北省の貿易企業に『ドア・ツー・ドア』の物流ソリューションを提供、企業の総合物流コストを効果的に削減することが期待される。自動車部品、完成車、電子製品などの『メードイン湖北』のロシア市場への進出を支援したい」としている。現在、中欧班列の武漢発着便は56本に増え、40カ国、118の都市・地域との間を結んでいる。

輸出を推進する湖北省、中欧班列を拡充

湖北省は、省内企業が製造した自動車部品などを「メードイン湖北」製品として、中欧班列を通じて輸出を進めている。直近では、武漢発着の北欧向け定期運航便の増便(2024年9月27日記事参照)を行っている。また近年、中欧班列のロシア向け便が増加しており(2024年3月8日付地域・分析レポート参照)、2023年には武漢とタタルスタン共和国のニジネカムスクを結ぶ便(2023年4月17日記事参照)が開通している。

(注)口岸は、税関が2国間の国境などに設置した検問所。アラシャンコウ市はカザフスタンとの国境に位置する中国側の都市で、鉄道の国際物流拠点の1つ。

(李成一、西島和希)

(中国)

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