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陸路のシェンゲン協定参加で、物流の大幅改善に期待(EU、EFTA、ルーマニア、ブルガリア)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年12月13日 13時45分

EU理事会(閣僚理事会)は12月12日、陸路に関するルーマニアとブルガリアのシェンゲン協定(注)参加を決定した。2025年1月1日から両国とシェンゲン協定参加国間の陸上国境での出入国管理が廃止される。

空路と海路については、2024年3月31日から出入国管理が廃止されたが、陸路に関しては決定が先送りされていた(2024年1月4日記事参照)。

現地では今回の決定を受け、長年の悲願だった陸路を含むシェンゲン協定への参加を歓迎する報道が相次いでいる。これまで陸路での越境では通関で12~72時間かかっており、物流業者をはじめとする企業にとって深刻なビジネス障壁となっていた。加えて、待機中の人件費や燃料費が物流コストに跳ね返ってくることは、価格競争力がそがれる要因となっていた。陸路での出入国管理の廃止によって物流面の投資環境が改善されることで、さらなるビジネス機会の拡大が期待される。

(注)シェンゲン協定参加国は、キプロス、アイルランドを除くEU加盟国に、EFTA加盟国(アイスランド、ノルウェー、スイス、リヒテンシュタイン)を加えた国々で、ルーマニア、ブルガリアの参加により29カ国となる。

(高崎早和香)

(EU、EFTA、ルーマニア、ブルガリア)

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