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1~6月の自動車販売台数、前年同期比6.1%増、新エネルギー車と輸出が牽引(中国)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年7月16日 1時10分

中国自動車工業協会(CAAM)は7月10日、2024年上半期(1~6月)の自動車販売台数は前年同期比6.1%増の1,404万7,000台だったと発表した。国内の需要不足などの影響もあり、伸び率は1~5月(8.3%増)から2.2ポイント低下した(2024年6月21日記事参照)。

販売台数のうち、国内販売は前年同期比1.4%増の1,125万5,000台。伸び率が微増にとどまったことから、ディーラーの在庫状況は適正水準を上回ったとした。輸出は30.5%増の279万3,000台と、販売台数全体の伸びを牽引した。

販売台数の形態別の内訳では、乗用車1,197万9,000台(前年同期比6.3%増)、商用車206万8,000台(4.9%増)だった。うち新エネルギー車(NEV)は494万4,000台(32.0%増)で、自動車販売台数全体に占める割合は35.2%に達した。NEVの内訳は、電気自動車(EV)301万9,000台(11.6%増)、ブラグインハイブリッド車(PHV)192万2,000台(85.2%増)、燃料電池車(FCV)3,000台(7.1%増)たっだ。

上半期の乗用車販売台数に占める中国メーカーのシェアは61.9%と、NEVシフトを追い風に前年同期から8.8ポイント上昇した。その他、ドイツ系のシェアは16.0%、日系は12.0%、米国系は7.1%、韓国系は1.3%となっている。

6月単月の自動車販売台数は前年同月比2.7%減と、2月以来4カ月ぶりの前年同月割れとなった。CAAMは今後の展望について、2024年通年では業界全体として緩やかな成長の達成を見込むとした。自動車の買い替え促進策やNEVの農村地域での普及活動などを引き続き実施していることに加え、メーカーの新車種の大量投入により、市場の消費潜在力がさらに引き出されることが成長に寄与するとした。他方で、国内の消費者心理の弱さが継続していることや、世界での保護貿易主義のさらなる顕在化、企業間の競争の一層の激化などにより、自動車業界を取り巻く環境は引き続き厳しい状況にあると指摘した。

(劉元森)

(中国)

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