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プラグアンドプレイ、米国ニュージャージー州でフィンテックなどの支援プログラムを始動(米国)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年9月25日 10時0分

米国発のイノベーション支援機関、プラグアンドプレイは916日、フィンテックおよびインシュアテック(注1)を支援する「ニュージャージー・ファスト(NJ FAST」の第1期プログラムでの支援候補スタートアップ20社によるピッチおよび選定イベントを同州ホーボーケンで実施した。

同プログラムは、プラグアンドプレイと米国ニュージャージー州経済開発公社(NJEDA)が共同で開催するもので、プルデンシャル生命保険とスティーブンス工科大学がパートナー機関として名を連ねている。16日のイベントには、同州のフィル・マーフィー知事(民主党)やプラグアンドプレイ創業者のサイード・アミディ氏も登壇し、プラグアンドプレイとして初めて米国北東部で行うプログラムとなるNJ FASTの成功に期待を寄せた。

写真 9月16日イベントでテープカットに臨むNJ州マーフィー知事やプラグアンドプレイ創業者のアミディ氏ら(プラグアンドプレイ提供)

9月16日イベントでテープカットに臨むNJ州マーフィー知事やプラグアンドプレイ創業者のアミディ氏ら(プラグアンドプレイ提供)

このイベントに先立って、912日にはNJならびにニューヨーク(NY)エリアの日系企業を主な対象とした同プログラムの紹介イベントが、同じくホーボーケンで実施された。プラグアンドプレイのディレクターであるタイラー・ラング氏は、NJ州のイノベーションエコシステムの利点として、スティーブンス工科大学やプリンストン大学、NJ工科大学といった州内教育機関から輩出される豊富なSTEM(注2)人材が存在することや、特にホーボーケンエリアはNYマンハッタンとハドソン川を挟んで至近距離に所在することによる投資家へのアクセスの良さがあることを強調していた。

写真 9月12日イベントでパネルディスカッションを行ったプラグアンドプレイのタイラー・ラング氏ら(ジェトロ撮影)

9月12日イベントでパネルディスカッションを行ったプラグアンドプレイのタイラー・ラング氏ら(ジェトロ撮影)

16日に実施されたピッチ・投票イベントを経て採択されるスタートアップ約10社(予定)は、半年ほどかけてプラグアンドプレイなどからメンタリングやワークショップなどの支援を集中的に受ける。NJ州は、州内スタートアップエコシステムの発展に州を挙げて取り組んでおり(2024年3月28日付地域・分析レポート参照)、今回のプログラムを通じたフィンテックおよびインシュアテック分野で同州発スタートアップの成長がさらに期待される。

(注1)フィンテックは金融(Financial)とテクノロジーを掛け合わせた造語で、インシュアテックは保険(Insurance)とテクノロジーを掛け合わせた造語。

(注2STEMとは科学(Science)、技術(Technology)、工学(Engineering)、数学(Mathematics)の4つの教育分野を総称した言葉。

(平本諒太)

(米国)

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