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杭州市のイオンモールでジャパン・フェアを初開催、日本食品PR(中国、日本)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年6月20日 0時25分

中国・浙江省杭州市で6月8〜10日、日本産食品フェア「ジャパン・フェア」が初めて開催された。杭州市でのイオンモール2号店として6月1日に開業したイオンモール杭州銭塘店を会場とし、同店舗を運営する永旺夢楽城杭東(杭州)商業管理、中国でイベントの企画・運営などを手掛ける上海金鴻飛広告、旅行代理店JTBのグループ企業の上海佳途国際旅行(JTB上海佳途)で構成する「ジャパン・フェア」実行委員会が主催。在上海日本総領事館とジェトロが共催機関として参画した。端午節の休暇期間に当たった会期中には、家族世帯を中心とした買い物客でにぎわい、延べ約18万6,000人が来場した。

この「ジャパン・フェア」は初夏の夕涼みをコンセプトとして、日本酒や泡盛、調味料、飲料、シリアルなどを取り扱う24社・自治体が参加。うち8社は同イオンモール内のスーパーで6月8〜17日に実施した日本産食品のテスト販売にも参加し、買い物客に試飲・試食を提供した。

参加企業からは、「多くの来場者に自社商品をPRできた」「イベントへの出展に加えて、テスト販売もできて良かった」「夕食後の時間帯から客足が伸びてビールがよく売れた」「泡盛ベースのウイスキーが人気だった」といった感想が聞かれた。また、自治体では福岡県北九州市と静岡県が参加し、観光PRを行った。うち、杭州市のある浙江省と友好提携を締結している静岡県(注1)の関係者は「杭州市と静岡県は、互いの空港が近く、アクセスが便利。静岡県をPRする絶好の機会となった」と語った。

ジェトロは、杭州市を含む新一線都市(注2)など、中国の一線都市以外の都市でも、日本食品の認知度向上や、輸出拡大に向けた取り組みを引き続き実施する予定だ。

写真 モール内のジャパン・フェア周辺の様子(ジェトロ撮影)

モール内のジャパン・フェア周辺の様子(ジェトロ撮影)

写真 立ち寄る多くの来場者(ジェトロ撮影)

立ち寄る多くの来場者(ジェトロ撮影)

写真 スーパー内で実施したテスト販売(ジェトロ撮影)

スーパー内で実施したテスト販売(ジェトロ撮影)

(注1)静岡県と浙江省は1982年に友好提携を締結。また、杭州蕭山国際空港と富士山静岡空港との間では、7月に直行便の往来が再開する予定(6月17日時点)。

(注2)中国の経済情報メディアの第一経済とその傘下の新一線都市研究所が中国の各都市を一線、新一線、二線、三線、四線、五線都市の6分類で「商業的魅力ランキング」を発表している。「一線都市」とは、全国的な政治・経済活動などの社会活動で重要な地位にあり、指導的役割を備え、波及力・牽引力をもった大都市を指す。「新一線都市」は、複数の領域で競争優位性のある都市として、15都市をとして選出している(2023年6月8日記事参照)。

(本宮佑規)

(中国、日本)

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