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ジェトロがベビー・キッズ用品の販路拡大を支援、「VIETBABY HANOI 2024」に出展(ベトナム、日本)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年10月17日 0時40分

ジェトロは9月26~28日にベトナム・ハノイ市で開催されたベビー・マタニティ・キッズ関連用品の展示会「Hanoi International Maternity Baby & Kids Fair(VIETBABY HANOI)2024」にジャパンブースを設置した。ジェトロが運営する日本の商品を世界中のバイヤーに紹介する海外バイヤー専用BtoBオンラインカタログサイト「Japan Street」のPR事業の一環として設置したもので、あわせてサンプルショールーム事業(注)に参加した日本企業30社の商品の一部を展示した。また、訪れたバイヤーには、日本商品の魅力を「Japan Street」を通じて伝えるとともに、同サイトへの登録を促した。VIETBABYの主催者によると、同展示会には200のブースが出展し、来場者は約2万人だった。

ブース出展した企業は、出展登録の国籍ベースで、ベトナムが最も多かった。続いて、韓国が多く、会場でも韓国のベビー用品企業がベトナムの市場を狙っている様子がうかがえた。

写真 韓国企業による出店の一例(ジェトロ撮影)

韓国企業による出店の一例(ジェトロ撮影)

会場内では、ベビー用品の展示だけでなく、紙おむつや離乳食などの販売も行われ、これらを購入する来場者が多く見られた。

写真 にぎわいを見せる展示会場(ジェトロ撮影)

にぎわいを見せる展示会場(ジェトロ撮影)

日本の出展者はジェトロのみだった。ジェトロの展示品の中では、特に幼児服に高い関心が寄せられ、手触りやデザインを確認する来場者が多かった。

写真 日本企業の展示品とJapanStreetをPRしたジャパンブース(ジェトロ撮影)

日本企業の展示品とJapanStreetをPRしたジャパンブース(ジェトロ撮影)

2023年12月20日付海外発トレンドレポートでの指摘のとおり、ベトナムで日本製品は「安心・安全」というイメージから根強い人気がある。しかし、「日本製品だから売れる」というわけではなく、ベトナム国内での認知度も求められる。関係者からは、フェイスブックなどのSNS広告を活用し、ブランドの位置づけを図るとともに、日本内外での商品展開の事例や子育てに役立つ情報を発信するなど、商品やブランドの認知度を高める工夫が必要だという声も聞かれる。

(注)ジェトロが2024年度に北米、欧州、北東アジア、東南アジア、中南米の計5地域で実施する日本製品サンプルショールーム事業(非食品)の1つ。同事業は「新規輸出1万者支援プログラム」登録者らによる輸出や販路開拓を後押しする具体的な支援スキームの1つとして実施している。

(小林真龍)

(ベトナム、日本)

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