パキスタンへの海外送金、前年同月比23.9％増の31億ドル（パキスタン）

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パキスタン中央銀行（SBP）は11月8日、労働者による10月の海外送金が31億ドルだったと発表した。前月比からは6.7％、前年同月比では23.9％の増加となった（添付資料図参照）。主な流入元はサウジアラビア（7億6,670万ドル）、アラブ首長国連邦（UAE、6億2,090万ドル）、英国（4億2,950万ドル）、米国（2億9,930万ドル）などだった。

また、2024／2025年度（2024年7月～2025年6月）の累計額は118億ドルとの見通しで、前年度比で34.7％拡大するとみられる。

入超が慢性化しているパキスタンにとって、海外送金は重要な外貨獲得手段で、経済活動を支える柱の1つとなっている。なお、外貨準備高は9月の時点で154億ドルと、輸入3カ月分（注）の金額を確保できている状況だ。

（注）9月の輸入額は467万2,000ドルだった。

（深津佑野）

（パキスタン）