ブダペストで食品販路開拓の1Dayイベント開催(ハンガリー)
ジェトロ・ビジネス短信 / 2025年2月4日 0時40分
ジェトロは1月29日、在ハンガリー日本大使館と共催で「食品販路開拓イベントinハンガリー」をブダペストで開催した。これは日本産食品を扱うサプライヤーや商社などに中・東欧市場に目を向けてもらうことを目的に、市場ガイダンスおよび個別商談会、交流レセプション、現地市場視察をセットにした1Dayイベントで、日本やフランス、英国から計4社が参加し、和牛、日本茶、羊羹(ようかん)、日本酒などを披露した。
午前中の個別商談会は、当地バイヤーからの商談希望が予想以上に多く、急きょ、各社4枠を6枠に増やして対応した。来場したバイヤーからは「絶妙な味わいで、種類もバラエティーに富んでいて興味深い」「歴史ある老舗が作る商品のクオリティーの高さに感銘を受けた」など、味や品質の高さを評価する声が多く聞かれた。一方で、価格面や流通経路などが課題となっていると指摘するバイヤーもみられた。
また商談会の後、日本大使公邸で開催された交流レセプションには約40人が参加、各社が商品を並べ、午前中に商談できなかったバイヤーと自由に商談を行った。メディア関係者も各社の珍しい商品を堪能するとともに、それらにまつわるストーリーに熱心に耳を傾けていた。
さらに、午後の市場視察では、現地の高級食品スーパーマーケットからエスニック系、アジア系、中央市場と、食品小売りの現場をカテゴリー別に訪問した。参加者からは「西欧より価格の高いものもあれば、中国産を中心に安いものもあって、価格構成が非常に興味深い」「ハンガリーはもちろん、周辺国を含めた中・東欧地域でみると、魅力ある市場が形成されているように感じる」といった声が聞かれた。
ハンガリーでは、西欧と比較するとまだまだ入手困難な日本食材が多いのが現状だ。一方で、ここ数年のインフレを後追いするかたちで賃金は上昇傾向にあり、その分、消費者の購買力も高まりつつある。日本食レストランの数も2021年の約50店舗から2023年には約90店舗へと着実に増加しており、今後も引き続き、日本産食品のさらなる販路開拓が期待される。
(宮内安成)
(ハンガリー)
この記事に関連するニュース
-
サンパウロで日本産食品PRイベント、認知度向上に手応え(ブラジル、日本)
ジェトロ・ビジネス短信 / 2025年2月3日 0時10分
-
輸出減少の水産物販路拡大を 食品メーカーが北米のバイヤーに商品売り込み
南海放送NEWS / 2025年1月28日 17時12分
-
【トップセールス】静岡県産食材認知度向上と販路開拓へ知事アピール「いい品物 スピード感もって届けられる」
Daiichi-TV(静岡第一テレビ) / 2025年1月23日 16時52分
-
【埼玉県】埼玉県農商工連携フェアを開催します
PR TIMES / 2025年1月21日 16時45分
-
≪出展者募集≫おかげさまで初開催から20年!外食・中食・小売業界の販路開拓ができる商談展示会「FOOD STYLE JAPAN」
PR TIMES / 2025年1月16日 11時15分
ランキング
-
1トランプ氏が鑑賞していた「花火」も中国製だった 最大の輸出先はアメリカなのに…“追加関税発動”で中国・花火の街からも不安の声
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2025年2月5日 16時46分
-
2「南モンゴルのマンデラ」緊急搬送「注視を」楊海英氏、中国の軟禁下もノーベル平和賞候補
産経ニュース / 2025年2月5日 14時30分
-
3ロシア、トランプ氏の発言歓迎 ウクライナのNATO加盟巡り
ロイター / 2025年2月5日 19時27分
-
4トランプ氏の放水命令で数十億リットルの水が無駄に 専門家
AFPBB News / 2025年2月5日 12時32分
-
5米CIA、全職員対象に早期退職募集=関係筋
ロイター / 2025年2月5日 13時45分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください