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統一地方選、与党「統一ロシア」が圧勝(ロシア)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年9月10日 16時0分

添付資料PDFファイル(175 KB)

9月6日から8日にかけてロシア各地で統一地方選挙が行われた。21の連邦構成体で首長を選ぶ直接選挙が行われ、うち20で与党「統一ロシア」所属の候補者が当選した(主な当選者は添付資料表参照)。当選者は全て、現職もしくは前首長の任期途中の退職に伴い首長職を引き継いだ臨時代行の候補者が当選した。

知事臨時代行として当選した候補者の多くは、5月にウラジーミル・プーチン大統領が新内閣を発足させた際に、当時の知事が閣僚や大統領府幹部に転じたため(2024年5月17日記事参照)、プーチン大統領によって知事臨時代行に任命された人物だ。

無所属で当選したザバイカル地方のアレクサンドル・オシポフ知事は、過去に極東発展省の大臣顧問や第1次官を務めた経験がある。2018年10月に当時の知事が辞職したことを受け、プーチン大統領によって知事臨時代行に任命された。2019年9月の知事選挙を経て、正式に知事に就任していた。

統一地方選では連邦構成体首長選挙のほか、約20の連邦構成体の議会選挙、連邦下院の補欠選挙などが行われた。地方議会選挙でも統一ロシアが最も多い票を獲得した。下院の補欠選挙では、対象の3議席中2議席で統一ロシア所属のオレグ・マティツィン前スポーツ相(ブリャンスク州選挙区)、ビクトリア・アブラムチェンコ前副首相(ロストフ州選挙区)が当選した。ハカシヤ共和国選挙区では無所属で立候補したニコライ・シュリギノフ前エネルギー相が選出された。この3人は5月の新内閣発足まで閣僚を務めていた。

投票日は法律によって原則9月の第2日曜日と定められており、2024年は9月8日になった。2020年の法改正により、3日を上限として連続する複数日にわたる選挙も認められているため、一部の地域では6日から選挙が行われた。

(浅元薫哉)

(ロシア)

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