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インディーゲーム展示会BitSummit、3万人超が来場し過去最多を記録(世界、日本)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年8月26日 0時0分

日本最大級のインディーゲーム(注1)の展示会「BitSummit(ビットサミット)」が71921日、京都市で開催された。ビットサミットは「国内のおもしろいインディーゲームを海外に向けて発信していく」という趣旨で2013年から毎年開催している。12回目となる今回は、ゲーム業界関係者のみが訪れるビジネスデイ(1日目)と一般公開日(23日目)を設けた。3日間の総来場者数は前年より6割増の38,333人となり、過去最多を記録した。うち、ビジネスデイの参加者は5,919人だった。

写真 会場入り口の様子(ジェトロ撮影)

会場入り口の様子(ジェトロ撮影)

国内外から270社が出展し、海外からもインドネシアや米国、ドイツなどさまざまな国・地域からゲーム企業が集まった。在日オランダ大使館や韓国コンテンツ振興院(KOCCA)はパビリオンを設置した。会場は、世界各国・地域から訪れた出展者と来場者でにぎわいを見せた。

前年から当展示会に出展している日本のゲームソフト開発会社、アクワイア広報担当の三浦学氏は「ビットサミットは前年に比べても規模が大きくなっており、海外からの参加者もますます目立つようになった。日本のインディーゲームの可能性を感じている」と述べた。

写真 会場の様子(ジェトロ撮影)

会場の様子(ジェトロ撮影)

会場には海外展開を意識した日本のゲーム作品が多く、世界最大のゲーム販売プラットフォーム、Steam(注2)上での公開を予定している新作の体験版を展示する出展者が目立った。ある出展者は、ゲームファンがSteam上で自分のお気に入りのゲームを登録する際に使用する「ウィッシュリスト」への作品登録数を増加させたいと意気込んだ。ウィッシュリストに登録すると、Steamでのゲーム公開時に通知が登録者に届く仕組みとなっている。

ゲーム内容も、海外のゲームファンを念頭に置いたものが目立った。日本の個人ゲームクリエーターであるポッピコーン氏は「海外のプレーヤーでも遊びやすいように普遍的な面白さとデザインを追求したタイトルを作った」と、言語翻訳が不要なゲーム作品を展示した。

次回のビットサミットは2025年7月18~20日に開催を予定している。

なお、ジェトロでは2023年度からSteam上に日本ゲームの特集ページ- MADE IN JAPAN GAMES MARKET-を設置し、日本企業43社・約100件のゲーム作品を海外のゲームファンに向けてプロモーションを展開している。

(注1)インディーゲームは、インディペンデント(独立系)ゲームの略。

(注2)米国のバルブが運営するPCゲームなどの販売・購入やゲームユーザー同士の交流が可能なオンラインプラットフォーム。世界249カ国に1億3,200万人以上の月間アクティブユーザーを持ち、1日のサイト表示回数は1兆回。

(伊藤優一)

(世界、日本)

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