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トランプ米大統領、「米国がガザ地区を所有」と表明、米イスラエル首脳会談(米国、イスラエル、パレスチナ、イラン)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2025年2月5日 16時15分

米国の首都ワシントンを訪問しているイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は24日、ホワイトハウスでドナルド・トランプ米大統領と会談した。その後の共同記者会見で、トランプ大統領は「(パレスチナ自治区)ガザ地区は、何十年もの間、死と破壊の象徴であり、率直に言って、長い間、不運な場所であり、そこで惨めな生活を送ってきた同じ人々による再建と占領のプロセスを経るべきではない」と主張した。トランプ大統領は「(ガザ住民は)代わりに、人道的な心を持つ他の関心のある国に行き、安らぎと平和を手に入れ、素晴らしいことが成し遂げられることを確実にする」と述べた上で、「米国がガザ地区を所有し、危険な不発弾やその他の武器を全て解体し、破壊された建物を撤去し、この地に無制限の数の雇用と住宅を供給する経済発展を創出する」と表明した。

画像 共同記者会見に関する米ホワイトハウスのX(旧Twitter)のコメント画面

共同記者会見に関する米ホワイトハウスのX(旧Twitter)のコメント画面

また、トランプ大統領は国連人権理事会から離脱し、国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)への支援を終了したと述べた。トランプ大統領は同日、国連人権理事会から離脱やUNRWAへの資金拠出停止などに関する大統領令に署名した。

イランに対しては、「最大限の圧力政策を復活させる措置」を講じたとして、「可能な限り最も積極的な制裁を実施する」と述べた。トランプ大統領は同日、イランに対する最大限の圧力を復活する国家安全保障大統領覚書(NSPM)に署名した。

ネタニヤフ首相は「(トランプ大統領の)2期目にホワイトハウスを訪問する最初の外国指導者として招待を受けて光栄」であり、「これは、ユダヤ国家とユダヤ民族に対する友情と支援の証しだ」と賞賛した。ネタニヤフ首相は中東地域に平和をもたらすには、「ガザでの任務を終えなければならない」と主張し、「イスラエルは戦争に勝利することで戦争を終わらせる」と述べた。イランに対しては、「われわれはイランの侵略を後退させ、イランが核兵器を開発しないことを確実にすることに全力を尽くしている」と説明した。

イスラエルとハマスの衝突の詳細についてはジェトロの特集を参照。

(中溝丘)

(米国、イスラエル、パレスチナ、イラン)

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