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グリーンメタルズ、米ノースカロライナ州のトヨタのバッテリー工場支援する廃棄物処理施設の建設発表(米国、日本)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年6月17日 0時45分

米国ノースカロライナ州のランドルフ郡経済開発公社は6月10日、豊田通商グループのグリーンメタルズ(GMI)が1,980万ドルを投じて、同郡に電気自動車(EV)用バッテリー工場の廃棄物処理とリサイクルの施設を建設すると発表した。

同郡のグリーンズボロ・ランドルフ・メガサイトには、トヨタ自動車が約139億ドルを投じてEV用バッテリー工場を建設中だ(2023年11月7日記事参照)。今回発表されたGMIの施設は、同バッテリー工場のキャンパス内に設置され、同工場から排出される乾電池を処理してオフサイトでリサイクルするほか、段ボールやプラスチック、一般廃棄物など、その他の廃棄物も処理・保管し、圧縮してオフサイトでリサイクルする予定だ。今後5年間で47人の雇用を創出する見込みだ。GMIの米国本社はケンタッキー州にあり、今回の施設は米国で9拠点目となる。

GMIは、地元のランドルフコミュニティーカレッジが運営するノースカロライナコミュニティーカレッジシステムから従業員教育に関する支援を受けるほか、同州環境品質局から6万ドルのリサイクル事業開発助成金を受給する。同社のデイブ・アイゼナッハー社長は「成長する自動車用バッテリー業界を支援するため、GMIのリサイクル、廃棄物処理に関する専門知識をノースカロライナ州に提供できることをうれしく思う」と述べた。

トヨタ自動車が2023年11月に同バッテリー工場への追加投資を発表して以降、大日本印刷による車載用リチウムバッテリーのバッテリーパウチ製造工場建設の2億3,300万ドル投資(2023年11月30日記事参照)や、冨士発條と豊田通商の合弁会社によるEV関連部品製造施設建設の6,000万ドル投資(2024年3月4日記事参照)が発表されており、関連企業による投資が広がっている。

(檀野浩規)

(米国、日本)

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