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自動車アフターマーケット見本市に10万人超が訪問(ドイツ)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年9月19日 0時55分

ドイツ・フランクフルトで9月10~14日に2年ぶりに「オートメカニカ・フランクフルト(Automechanika Frankfurt)」が開催された。オートメカニカ(Automechanika)は、メッセフランクフルトが主催する部品や修理、付属品など自動車アフターマーケット全体を対象とする見本市で、1971年にフランクフルトで初開催されて以降、現在では上海やメキシコシティ、リヤド、タシケントなどフランクフルトを含めの世界14都市で開催されている。

今回のフランクフルトの見本市には、80カ国から4,200社(前回比50%増)が出展、172カ国から10万8,000人(同38%増)が来場した。日本からの直接出展は18社で、うち4社は長野県パビリオンに出展した。同パビリオンを運営する長野県産業振興機構によると、県内自動車関連企業の輸出支援のため、2024年度はドイツでオートメカニカのほか、4月のハノーバーメッセ(ハノーバー)、10月のインターナショナル・サプライヤーズ・フェア〔International Suppliers Fair(IZB)、ウォルフスブルク〕にパビリオンを構えるという。

今回のオートメカニカでは、イノベーション、トランスフォーメーション、持続可能性、人材育成・確保が重点テーマとされ、関連するワークショップやセミナーが多く開催された。出展した日本企業からは、「全体的に電気自動車(EV)用の部品や技術を展示している出展者が多い印象だが、現状はEVの売れ行きが前年比で大きく減っていることを受け、欧州OEMによる電動化の新規開発プロジェクト延期の話が増えている」との声も聴かれた。

重点テーマであるトランスフォーメーションの目玉として、中国のEVメーカーやバッテリーメーカーを集めたEV展が会場内で開催された。主催の中国国際貿易促進委員会(CCPIT)によると、展示の趣旨は中国での急速な自動車市場の電動化の動きを欧州の関係者に知ってもらうこと、中国メーカーの知名度と人気を向上させることで、中国のEVメーカー6社が欧州未発表の最新モデルを含めて20台以上を展示した。

写真 長野県ブースの様子(ジェトロ撮影)

長野県ブースの様子(ジェトロ撮影)

写真 Automechanika Frankfurt会場の様子(ジェトロ撮影)

Automechanika Frankfurt会場の様子(ジェトロ撮影)

(鷲澤純)

(ドイツ)

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