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結婚統計発表、同性婚数は過去最高、ロンドンでLGBTQ+イベントも開催(英国)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年7月4日 0時50分

英国国家統計局(ONS)は6月20日、2021年と2022年のイングランドとウェールズでの結婚についての統計を発表した。2022年の結婚件数は約24万7,000件で、新型コロナウイルス禍前の2019年よりも12.3%増加した。ただし、ONSは新型コロナウイルス関連の規制に伴う延期なども反映しているとして、今回の統計については長期的なトレンドを表していない可能性があるとしている。

2022年については、同性婚が過去最高の7,800件(全体の約3%)となった。2014年の同性婚導入以降、女性同士の結婚が約5,000件と最多だったことが寄与したとしている。

異性間の初婚年齢の中央値は男性32.7歳、女性31.2歳で、どちらも過去最高となり、晩婚化が進んでいる。同性婚の場合は男性36.2歳、女性32.6歳だった。また、結婚前の同居も増加傾向にあり、2022年は10組中9組のカップルが同居経験があるとされた。1994年の59.6%から大幅に増加している。

結婚式が行われた日付としては近年、9月第1土曜日、または7月の最終土曜日が多く、2022年は7月の最終土曜日が最多(3,608件)だった。

6月29日には「プライド・イン・ロンドン」が開催された。同イベントでは、性的マイノリティー(LGBTQ+)コミュニティーを祝福し、パレードやパフォーマンスがロンドン市内で行われた。1972年の開始以来52年目となり、推定500のLGBTQ+コミュニティーグループと企業、3万2,000人以上が参加したとみられる。同イベントのゴールドスポンサーの大手スーパーマーケットのテスコは、同社のプライベートブランドの一部の衣類やインテリア関連製品の売り上げの5%をLGBTQ+を支援する慈善団体に寄付するとしている。

同社は2005年に「LGBTQ+ at Tesco」という社内ネットワークを立ち上げている。ネットワークを通じてアドバイスやサポートを求めることができる場を提供すると同時に、同社のLGBTQ+の社員や顧客に対する方針、商品、サービスの策定を支援するとしている。同社はLGBTQ+の人々へのサポートに尽力している企業として、人権団体「ストーンウォール」の2023年トップ100にも選出されている。

写真 プライド・イン・ロンドンに合わせ、レインボーフラッグを掲げる市内(ジェトロ撮影)

プライド・イン・ロンドンに合わせ、レインボーフラッグを掲げる市内(ジェトロ撮影)

(松丸晴香)

(英国)

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