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食品見本市(FHM)が東マレーシアで初開催、日本産商品もPR(マレーシア、日本)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年10月8日 9時0分

東マレーシア(注1)のサバ州コタキナバルで926日から28日にかけて、「FHMFood & Hotel MalaysiaBorneo Edition」が開催された。マレーシアを代表する食品見本市「FHM」が、東マレーシアで開催されるのは初めて。サバ・ホスピタリティ・フェスタと同時開催で、東マレーシアの食品およびホスピタリティ業界全体の発展と持続的成長を目的として行われた。マレーシア、ブルネイ、日本などから150社以上が出展した。

写真 ジェトロブースの様子(ジェトロ撮影)

ジェトロブースの様子(ジェトロ撮影)

ジェトロは、食品をはじめとする日本産商品の東マレーシアでの販路拡大を目的として、オンラインカタログサイト「Japan Street」の広報ブースを出展した。カタログ掲載商品のうち、マレーシア食品市場でニーズの高い菓子類、飲料、加工食品、調味料など、ハラール認証取得済み商品や今後ハラール認証取得を検討するノンポーク・ノンアルコールの商品を中心に、26社、32商品を展示・紹介(注2)。ブースには、東マレーシアのサバ州とサラワク州に加え、同じボルネオ島に位置するブルネイやインドネシアなどからも日本産商品に関心を示す来場者が訪れた。そのうち、主にレストランやホテルのシェフなどからは、ハラール認証取得済みの日本の調味料への関心が寄せられた。

日系企業では、マラッカ州のハラール工業団地内に工場のあるキユーピーマレーシアがブースを出展。現在人気の主要商品以外の商品についても、東マレーシアでの認知を高めることを目的として出展した。同社の担当者によると、レストランやホテルのシェフなどに試食してもらうことができ、今後の販売の拡大につながりそうだという。また、東マレーシアでのさらなる販売促進に向け、市場調査の機会にもなった、とのコメントがあった。

FHM主催者によると、今回サバ州で開催することとなった背景の1つとして、インドネシアの首都移転が挙げられる。サバ州が位置するボルネオ島には、インドネシアの首都移転が予定されており、東南アジア最大の経済大国である同国の貿易や投資機会の増加が予測される。

次回のFHMは、マレーシアの首都クアラルンプールで2025年9月23~25日に開催予定。ボルネオ島での次回開催については未定。

(注1)マレーシアの国土の約6割、人口の約2割を占める東マレーシアは、ボルネオ島北部に位置し、西部サラワク州と東部サバ州で構成される。

(注2)マレーシアのハラール認証制度についてはジェトロ「ASEAN主要国における ハラール認証制度比較調査 ~マレーシア、インドネシア、シンガポール、タイにおける制度比較~」を参照。

(加峯あゆみ)

(マレーシア、日本)

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