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アルジェリアでアニメ・漫画関連展示会が開催(アルジェリア)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年11月26日 1時5分

アルジェリアのアルジェ市内のムフディ・ザカリア文化展示場で11月14日から16日まで、北アフリカ最大級の日本のアニメ・マンガなどポップカルチャーのファンが集うイベント「第2回ゲーム&コミコン・ドザイール」が開催された。キャラクターグッズ、コスプレ、ゲーム、アートの4分野で合計2,000平方メートルの会場に、約20社のベンダーが出展した。地元イベント運営・広告代理店「In7tion」が主催し、中国のハイセンス、台湾のエイスース、現地の大手財閥コンドール、ライドシェアサービス事業を展開しているヤッシールなどがスポンサーを務めた。

第1回は、国内政治の混乱(2019年5月30日日記事参照)や新型コロナウイルス禍の前の2018年に開催されており、約2万4,000人の入場者を記録した。今回の入場者は前回をやや上回る2万5,000人程度とされていた。3日間パスの入場料は2,500アルジェリア・ディナール(約2,875円、1アルジェリア・ディナール=約1.15円)と、現地の所得水準(最低賃金約150ドル)に比して高めの料金設定にもかかわらず、年代別では14歳~25歳の若年層の来場が一番多いように見受けられた。

ジェトロが11月16日に実施した複数の出展者への取材によると、公式統計は発表されていないが、キャラクターグッズを中心とした漫画・アニメ関連ポップカルチャーの国内市場規模は約300万ドルに達しているとみられている。「NARUTO-ナルト-」や「ONE PIECE」「ドラゴンボール」「HUNTER×HUNTER」「鋼の錬金術師」のような作品に人気が集まっている。一方、「ギークファクトリー」「ゲーム・ショップ」「ドゾン・マンガ」などといった現地の輸入代理店は中国、もしくは欧州にあるサプライヤーからグッズを調達している。正規の販売ルートが少ない中、複数の出展者をインタビューしたところ、アルジェリア市場で漫画やアニメ、関連グッズの海賊版が占める割合は8割程度とされている。

アルジェリアでイベント企画、広告、コンテンツ配信ビジネスを行っている地場企業イリスタジオ傘下のレッツ・プレーのゼネラルマネジャーのレバイ・チェントリ氏を取材したところ、「漫画やアニメの国内市場は引き続き成長するため、ぜひ日本企業とのパートナーシップに基づき、日本のコンテンツをアラビア語で配信したい」と期待を寄せている。

写真 (左)イベントポスター、(右)会場の様子(ともにジェトロ撮影)

(左)イベントポスター、(右)会場の様子(ともにジェトロ撮影)

写真 コスプレする来場者(ジェトロ撮影)

コスプレする来場者(ジェトロ撮影)

(ピエリック・グルニエ)

(アルジェリア)

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