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台湾「山形閣」で山形県産工芸品を展示販売、県内作家によるワークショップも実施(山形、台湾)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2025年1月15日 0時0分

山形県は県産工芸品やデザイン雑貨の海外プロモーションを目的とした展示販売会を台湾宜蘭県に位置する温泉リゾートホテル、「礁渓山形閣温泉飯店」(「山形閣」)で、期間限定で行っている。

「山形閣」は山形県の田園風景や温泉文化から着想を得た「都会の喧騒から離れて安らげる空間」をコンセプトとしている。1階には山形県産品の展示や観光PRのスペースを設け、12月1日から県内10事業者による22商品が展示販売されている。会期中の12月13日と15日には、同県の工芸関連事業者2社によるワークショップも開催し、宿泊客に県産工芸品などへの理解を促した。

写真 山形閣1階での展示販売(ジェトロ撮影)

山形閣1階での展示販売(ジェトロ撮影)

2日間にわたって開催されたワークショップの1日目は、山形県北部の舟形町で木製のインテリアや生活雑貨を製作するワンツーとオンラインでつなぎ、同県産桐材の箸づくり体験が行われた。2日目は、同県を拠点に活動しているイラストレーターの竹永絵里氏が会場で講師を務め、山形をテーマにしたオリジナル封筒づくり体験が行われた。2日間合わせて約30人の宿泊客がワークショップに参加し、大人から子供まで幅広い年齢層が体験を楽しんだ。参加者からは、「箸は長く使えて手入れも簡単なので、大切に使おうと思う」「山形により興味が湧いた」などの声が聞かれた。

写真 1日目の箸づくり体験(ジェトロ撮影)

1日目の箸づくり体験(ジェトロ撮影)

写真 2日目の封筒づくり(ジェトロ撮影)

2日目の封筒づくり(ジェトロ撮影)

山形県産業労働部県産品・貿易振興課の担当者は「ワークショップでは多くの方々に楽しんでもらい、山形県に興味を持つきっかけとなった。今回のフェアが県産工芸品やデザイン雑貨の認知度向上や、本県へのインバウンド誘客につながることを期待している」と話した。ジェトロとしては、今後も招待バイヤー専用のオンラインカタログサイトJapan Streetなどを活用しながら、県産工芸品などの支援を行っていく。

(柴田桃佳)

(山形、台湾)

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