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米副大統領候補のウォルズ氏とバンス氏、討論会の実施に合意(米国)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年8月16日 11時10分

米国メディアのCBSニュースは8月15日、11月の大統領選挙に向けて民主党、共和党からそれぞれ副大統領候補として指名されたミネソタ州のティム・ウォルズ知事(民主党)とJ.D.バンス上院議員(共和党、オハイオ州)の討論会を、同局主催で10月1日にニューヨークで行うと発表した。

CBSニュース(8月15日)によると、同局は8月14日にウォルズ氏とバンス氏に対して、9月中旬~10月上旬の4つの候補日程を提案した。これを受けウォルズ氏は同日、バンス氏は翌8月15日に、それぞれX(旧Twitter)上で、10月1日の討論会に参加する旨を表明した。討論会の司会は、「CBSイブニングニュース」のアンカー兼編集長のノラ・オドネル氏と、「フェイス・ザ・ネイション」の司会でCBSニュースのチーフ外国特派員のマーガレット・ブレナン氏が務める。

なお、バンス氏はCBSによる討論会を受諾する投稿に「米国市民は、できるだけ多くの討論に接するべきだ」とも述べ、CNN主催による9月18日の討論会も受諾したと明らかにした。ただし、カマラ・ハリス氏の選挙陣営は、ウォルズ氏はCBSニュース主催の討論会のみに参加する意向だとし、CNN主催討論会への参加は否定している。これまで、大統領討論委員会(CPD)が主催する副大統領候補による討論会は、1度が通例だった。

大統領候補であるハリス副大統領とドナルド・トランプ前大統領は、9月10日にABCニュース主催で討論会を行うことで合意済みだ(2024年8月9日記事参照)。ABCニュースによると、討論会の参加資格は、6月に行われたジョー・バイデン大統領とトランプ氏の討論会と同様(2024年7月1日記事参照)、(1)合衆国憲法第2章第1条が定める大統領選挙参加資格を満たしていること、(2)連邦選挙委員会に正式に届け出ていること、(3)9月3日までに当選に必要な270人の選挙人を獲得できる州で立候補のための手続きを終えていること、(4)ABCニュースの基準を満たす4つの世論調査(8月1日~9月3日)で少なくとも15%の支持を得ていること、となっている。討論会の参加者は9月3日以降に確定する。また参加者は、ABCニュースが策定した討論会のルールと形式を受け入れることに同意しなければならない。CNN主催の討論会では、選挙陣営のスタッフは両候補に指示できない、壇上の位置はコイントスで決定、マイクは発言が許されていない間はミュート、発言要旨が記載された紙の持ち込みなどは禁止だが、ペン、白紙の紙、水だけは用意される、といったルールが設定されていた。

なお、バンス氏と同様に、トランプ氏も複数回の討論会を提案しており、同氏は9月4日にFOX、9月25日にNBCが主催する討論会を提案している。これに対しハリス陣営は、ABC主催の討論会に加えてもう1度の討論会を行う意向はあると表明している。CPDによる大統領候補による討論会は、3度行うことが通例だった(注)。

ジェトロの特集ページ「2024年米国大統領選挙に向けての動き」では、大統領選挙に関する最新動向を随時紹介している。

(注)6月のバイデン大統領とトランプ氏の討論会、9月10日のABC主催討論会に加え、もう1度討論会が行われれば、これまでの選挙戦と同様、合計で3度、大統領候補による討論会が実施されることになる。

(赤平大寿)

(米国)

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