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ロベルタ・メツォラ欧州議会議長が再選(EU)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年7月17日 13時20分

添付資料PDFファイル(176 KB)

欧州議会は7月16日、欧州議会選挙(注)後初となる本会議を開催した。中道右派の欧州人民党(EPP)グループのロベルタ・メツォラ欧州議会現議長(マルタ選出、2022年1月19日記事参照)が、左派・急進左派の欧州統一左派・北欧緑左派連盟(Left)グループのイレーネ・モンテロ議員(スペイン選出)との一騎打ちを大差で制し、再選された。メツォラ議長の新たな任期は2027年1月までの2年半となる。

欧州議会は7月18日に、欧州委員会の次期委員長候補ウルズラ・フォン・デア・ライエン現委員長(2024年7月1日記事参照)に対する信任投票も予定している。信任されれば、フォン・デア・ライエン委員長の再任が決定する。

右派・極右会派の再編により、第3、第4勢力に

欧州議会は本会議開催に先立ち、欧州議会選挙の結果(確定値)を発表した(添付資料表参照)。選挙以降、躍進した右派・極右政党を中心に、政党グループ(会派)の再編が続いている。極右新会派「欧州の愛国者」グループ(2024年7月10日記事参照)は、旧アイデンティティーと民主主義(ID)グループを主体とする一方で、無所属のほか、中道・右派会派に所属していた右派・極右政党の取り込みにも一部成功し、第3勢力に躍り出た。右派(一部極右)の欧州保守改革(ECR)グループも、無所属政党の加入などによって第4勢力に。この結果、これまで第3勢力だった中道の欧州刷新(Renew)グループは第5勢力に転落した。極右会派「主権国家の欧州(ESN)」グループ(2024年7月12日記事参照)も、最小の第8勢力だが、新たに立ち上がっている。

従来の2大会派であるEPPと中道左派の社会・民主主義進歩連盟(S&D)グループは、最大会派と第2勢力の地位をそれぞれ維持している。このほか、左派会派には第6勢力の環境政党の欧州緑の党・欧州自由同盟(Greens/EFA)グループと第7勢力のLeftがある。

(注)欧州議会選挙の結果概要やEU政策への影響は、2024年7月10日付地域・分析レポート参照。

(吉沼啓介)

(EU)

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