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米大統領選、激戦2州含む南東部の全州でトランプ氏が勝利(米国)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年11月7日 10時55分

11月5日に行われた米国大統領選挙では、南東部6州(注)の全てで、共和党のドナルド・トランプ前大統領が勝利した。ジョージア州とノースカロライナ州は激戦州(スイングステート)として注目されたが、両州とも僅差でトランプ氏勝利となった。

CNNによると、ジョージア州ではトランプ氏が得票率50.7%、民主党のカマラ・ハリス副大統領が48.5%で、トランプ氏の勝利が確実となった(開票率99%時点)。出口調査によると、ハリス氏は同州アトランタ都市圏での支持を得たものの、2020年大統領選時のジョー・バイデン大統領より同都市圏での得票が少なかった。そのほか、民主党が設定する目標値には届かなかったが、黒人有権者の約9割から支持を得た一方で、白人有権者からの得票が3割未満と少なかったようだ(「アトランタ・ジャーナル・コンスティチューション」紙電子版11月6日)。ノースカロライナ州では、トランプ氏が得票率51.0%、ハリス氏が47.7%で、トランプ氏勝利が確実とCNNは報じている(開票率99%時点)。

大統領選と同時に実施された連邦議会選では、上院で定数100(任期6年)のうち34議席で改選が行われた。南東部では、テネシー州(開票率94%)とフロリダ州(開票率98%)ともに、現職の共和党所属議員の再選がCNNで報じられている。全議席が改選された下院でも、南東部6州の79議席のうち、共和党は改選前から2議席以上増やして58議席以上獲得する見込みだ(NBCニュース11月6日)。

一方で、同時に実施されたノースカロライナ州知事選では、民主党のジョシュ・スタイン州司法長官の当確がCNNで報じられている(開票率97%)。対立候補だった共和党のマーク・ロビンソン州副知事は同州史上初の黒人知事を目指したものの、オンライン上での自身の不適切投稿疑惑が報じられ、共和党からも距離を置かれていた(CBSニュース11月5日)。同州議会は上下両院とも共和党が多数派を占めており、任期満了で退任するロイ・クーパー知事(民主党)と同様、スタイン氏も政策の実行に限界があるとの指摘もある(USニュース11月5日)。

(注)アラバマ、ジョージア、フロリダ、ノースカロライナ、サウスカロライナ、テネシーの6州。

(檀野浩規)

(米国)

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