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激戦州で接戦続くも、ハリス氏の好感度上がる、米大統領選挙世論調査(米国)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年9月18日 13時0分

11月の米国大統領選挙の候補者として民主党のカマラ・ハリス副大統領と共和党のドナルド・トランプ前大統領の初めての討論会から1週間が経ち、選挙まで50日を切った。激戦州(スイングステート)の世論調査では依然接戦が続くも、ハリス氏の好感度が7月以降急速に上昇したことがわかった。

調査会社インサイダー・アドバンテージは9月17日、激戦州ペンシルベニアでの大統領選などに関する調査結果(注1)を発表した。ハリス氏とトランプ氏の大統領選での対戦を想定した問いでは、トランプ氏の支持率が50%、ハリス氏が48%とトランプ氏が上回った。一方、USAトゥデイとサフォーク大学が同日発表したペンシルベニア州での世論調査結果(注2)では、同様の問いで、ハリス氏の支持率が49%とトランプ氏(46%)を上回り接戦が続いている。

こうした中、選挙情報サイトのファイブサーティーエイト(9月17日)は、ハリス氏の純好感度の平均値(好む割合と好まない割合の差)が7月以降初めてプラスに転じたとしている。7月上旬には純好感度の平均値はマイナス17ポイント台が続いていたが、その後「好む割合」の平均値は10ポイント以上上昇した。選挙での実際の投票につながるか注目される。トランプ氏の純好感度の平均値(9月17日)はマイナス9.9ポイントだった。

「ニューヨーク・タイムズ」紙(9月17日)が最近の世論調査を集計した平均値では、激戦州のアリゾナでトランプ氏の支持率が1ポイント未満、ハリス氏を上回ったが、その他の6州ではハリス氏が上回った。ジョージア、ノースカロライナ、ペンシルベニアで1ポイント未満差、ミシガンで1ポイント差、ネバダで2ポイント差、ウィスコンシンで3ポイント差となった。その結果を踏まえて、想定される選挙人獲得数はハリス氏がアリゾナ州を除く6州全てで勝利すれば308人、トランプ氏(アリゾナ州のみ)は230人となる。もし、トランプ氏がアリゾナ州に加えて1ポイント未満差のペンシルベニア、ノースカロライナ、ジョージアの3州で勝利すれば281人獲得し、ハリス氏(ウィスコンシン、ネバダ、ミシガンの3州)は257人になるとしている(「米国大統領選の仕組み」参照)。

(注1)実施時期は2024年9月14~15日。対象者はペンシルベニア州の投票予定者800人。

(注2)実施時期は2024年9月11~15日。対象者はペンシルベニア州の投票予定者500人。

(松岡智恵子)

(米国)

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