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米国NYでアルコール飲料の専門見本市が開催、国税庁がジャパンパビリオンを出展(米国、日本)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年7月11日 0時35分

日本の国税庁は6月24~25日、米国ニューヨーク市内でVINEXPOSIUM社主催のアルコール飲料専門見本市「VinEXPO AMERICA」にジャパンパビリオンを出展、日本の酒造メーカーなど15社が参加した。同見本市は、北米東海岸で最大規模の高級食品関連見本市「サマー・ファンシー・フード・ショー2024」と時期を合わせ(2024年7月5日記事参照)、同じ展示会場内の別ホールで開催された。

写真 「VinEXPO AMERICA」ジャパンパビリオンの様子(ジェトロ撮影)

「VinEXPO AMERICA」ジャパンパビリオンの様子(ジェトロ撮影)

ジャパンパビリオンに来場したバイヤーからは、次のようなコメントが寄せられた。

日本酒は白ワインと競合すると考えられるが、価格が高いのがネックであり、商品のストーリー性などを輸入者がしっかりと理解する必要がある。
抹茶や柚子(ゆず)のフレーバーなど、日本らしさを感じることができるお酒は非常に魅力的。

他方、参加した日本の酒造メーカーからは、次のようなコメントが寄せられた。

ラベルについて「分かりにくい」というコメントがあった。日本らしさを維持しつつ、海外の顧客に受け入れられるラベルを作るのは非常に難しいと感じている。
いくつか具体的な話を受けたが、一度に多くの量を出せるような市場ではないと理解した。継続的に営業し、商流を太くできるように努めていきたい。

会場ではアルコール飲料に関する各種セミナーが2日間で10セッション行われ、初日の6月24日には、「Trends & Diversity in Japan」と題した日本産酒類に関するセミナーが行われた。同セミナーでは、ジャパンパビリオンを代表して在米日系輸入・卸販売会社であるニューヨーク共同貿易が講師を務め、日本の2,000年以上に及ぶ酒造りの歴史や酒造技術の進化、精米歩合や地域性など日本酒に関する幅広い解説が行われた。また、日本酒に加えて、日本産の焼酎やウイスキー、スピリッツ、梅酒についても特徴を紹介し、日本酒、焼酎、梅酒の試飲を交えつつ参加者向けの解説が行われた。

写真 ジャパンパビリオンによるプレゼンの様子(ジェトロ撮影)

ジャパンパビリオンによるプレゼンの様子(ジェトロ撮影)

同見本市には、43カ国から260社・団体が出展したほか、多くの来場者が訪れ、にぎわいを見せた。2025年のVinEXPO AMERICAは5月7~8日の日程で、フロリダ州マイアミ市で開催の予定。

(平野裕一郎)

(米国、日本)

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