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ドイツDHL、中国初のNEV専用拠点を上海市に開設(中国、ドイツ)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年6月3日 1時15分

ドイツポスト傘下の物流大手DHLは5月22日、新エネルギー車(NEV)関連製品に特化した専用の物流拠点「上海新能源汽車卓越中心」(上海NEV卓越センター)を上海市に開設した。インドネシア、メキシコ、アラブ首長国連邦(UAE)、英国などに続く拠点で、中国では初となる。

上海NEV卓越センターでは、車両と車載電池向けの総合的な物流ソリューションを提供する。DHLカスタマーソリューション・イノベーション(CSI)部門、DHLグループのDHLエクスプレス、DHLサプライチェーンと連携し、車載電池やモーター、充電設備といったNEV関連製品などに対応した倉庫保管、輸送確保のための専門チームを編成している。また、危険物として分類される車載電池の出荷量増加に伴い、出荷管理や保管、安全規制の順守を徹底した輸送対応を行う。

具体的には、中国全土の輸出入に対応した国内集荷サービスや、認証を取得した輸送サービスの提供、専門チーム管理下のNEV性能を確保する貯蔵施設の提供、出荷管理、温湿度管理を行った輸送機材・機器の国際輸送、通関サービスなどを行う。

DHLグローバルフォワーディングでアジア太平洋地域の最高経営責任者(CEO)を務めるニキ・フランク氏は同日の開設式典で「2023年、中国電気自動車(BEV、注)市場は生産ベースで世界シェアの5割を超え、かつ世界最大の自動車輸出国となった。BEV用バッテリーでは、中国が世界市場の約6割を供給している。当社はNEV業界の複雑な物流機能を理解しており、中国のNEV企業が世界市場にさらに進出・発展するためのネットワークを持っている。上海NEV卓越センターの開設に伴い、国外事業の拡大を目指す中国企業にとって最初に選ばれるパートナーとなることを目指したい」と述べた。

(注)中国政府は電気自動車(バッテリーEV、BEV)とプラグインハイブリッド車(PHV)、燃料電池車(FCV)をNEVとして区分している。

(尹世花)

(中国、ドイツ)

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