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アマゾン、米連邦航空局から配達用ドローンの長距離飛行認可を取得(米国)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年5月31日 14時50分

米国電子商取引最大手アマゾン(本社:ワシントン州シアトル)は5月30日、米国連邦航空局(FAA)から、配達用ドローンの目視外飛行にかかる追加の認可を取得し、より広範囲でのドローン配送が可能になったと発表した。

FAAは、ドローンの遠隔操縦者(オペレーター)が目視による確認ができない場所でドローンを飛行させる、いわゆる目視外飛行について、安全にドローンを監視・制御できる技術を認可するまで、目視によるドローン監視を求めている。アマゾンは目視外飛行を可能にするため、空中の障害物を確実に検知・回避できるよう、ドローン搭載型の検知・回避技術を開発し、改良を積み重ねてきた。同社はこの件に関し「今回の認可により、より多くの顧客にドローンによる配達サービスのプライムエアーを提供できる。これにより、テキサス州カレッジステーションでのドローン配送エリアを拡大する」と表明した。

同社は2020年にFAAから航空運送事業者証明書を取得後、2022年6月にカリフォルニア州ロックフォードでプライムエアーを開始(2022年6月16日記事参照)、2024年4月にはロックフォードでの同サービスの終了と、2024年後半にアリゾナ州トールソンでの同サービス開始を発表している(2024年4月25日記事参照)。

米国内での商業目的のドローン配送サービスは、2023年12月にアルファベット(グーグル)傘下のウィングアビエーションがテキサス州ダラス・フォートワースでの目視外飛行を大幅に拡大することを発表したほか、UPSフライトフォワード、ジップライン・インターナショナルなども目視外飛行の認可を受けている。

(芦崎暢)

(米国)

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