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日本の上半期の中東への輸出額は前年同期比11.1%増の1兆8,304億円、輸入額は2.4%増の6兆5,546億円(中東、日本、サウジアラビア、アラブ首長国連邦、クウェート、カタール、オマーン)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年7月19日 11時55分

財務省が7月18日に発表した2024年上半期の貿易統計の速報値によると、日本から世界向けの輸出額は前年同期比8.8%増の51兆5,169億円、日本の世界からの輸入額は同0.8%増の54兆7,514億円となった。このうち、中東(注)への輸出額は前年同期比11.1%増の1兆8,304億円、中東からの輸入金額は2.4%増の6兆5,546億円だった。

輸送用機器が中東輸出の54.7%

中東向け輸出では、輸送用機器が金額全体の54.7%を占め、主要な輸出品目となっている(2024年7月8日付・地域分析レポート参照)。輸送機器のうち、乗用車の輸出額は前年同期比0.6%減の7,743億円だったが、輸出台数は3.1%増の28万5,120台となった。次いで、バス・トラックが2.4%増の1,416億円(5万4,788台)だった。その他、鉄鋼、自動車の部品、原動機、ポンプ・遠心分離機、ゴム製品、建設用・鉱山用機器の順で輸出額が多かった。

中東への国別輸出額では、アラブ首長国連邦(UAE)が最大で前年比3割増と大幅な増加を見せた。2024年上半期の中東の主要国の輸出額は次のとおり。

UAE:前年同期比29.6%増、8,311億円
サウジアラビア:同6.2%減、3,884億円
クウェート:同11.7%減、1,184億円、
カタール:同8.2%増、1,110億円
オマーン:同9.5%増、870億円

輸入は鉱物性燃料が95.5%

中東からの輸入品目では、鉱物性燃料が輸入額の95.5%を占めた。このうち、「原油および粗油」がシェア79.9%と大半を占め、前年同期比0.8%増の5兆2,222億円だったが、輸入量では10.5%減の6,430万キロリットルとなった。その他、石油製品の揮発油が13.6%増の6,543億円(892万キロリットル)、液化天然ガス(LNG)が4.8%増の3,310億円(362万トン)と続いた。

中東からの国別の輸入額は次のとおり。

UAE:前年同期比16.3%増、2兆8,211億円
サウジアラビア:同3.7%減、2兆2,393億円
クウェート:同5.4%減、6,132億円
カタール:同15.5%減、5,509億円
オマーン:同5.5%増、1,819億円

(注)財務省貿易統計での定義では、イラン、イラク、バーレーン、サウジアラビア、クウェート、カタール、オマーン、イスラエル、ヨルダン、シリア、レバノン、アラブ首長国連邦(UAE)、イエメン、ヨルダン川西岸とガザの14カ国・地域を指す。

(井澤壌士)

(中東、日本、サウジアラビア、アラブ首長国連邦、クウェート、カタール、オマーン)

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