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「第10回中国国際シルバー産業博覧会」にジャパンパビリオン出展(中国)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年11月22日 11時50分

中国広東省広州市の保利世貿博覧館で11月15~17日、「第10回中国国際シルバー産業博覧会」が開催された。展示面積は約3万5,000平方メートル、550社以上が出展し、会期中に延べ7万人が来場した。

ジェトロは日本の介護・福祉関連企業の中国への進出や市場開拓を支援するため、ジャパンパビリオンを設置(出展規模は126平方メートル)し、福祉用具を取り扱う企業をはじめ、福祉施設の運営や設計を行う日本企業25社が出展した。日本の介護サービス、福祉機器、認知症ケアサービス・関連商品、バリアフリー用品、高齢者向けレンタルサービスに活用できるリハビリ機器や補助具などが展示された。

出展企業からは、「中国企業と直接交流ができ、今後の市場展開に役に立った」「華南地域の政策をより理解できた。今後は代理店の開拓やブランドのPRを継続していく予定だ」「実際の展示会を通して、現在の中国養老市場に関する最先端の情報を多く収集できた」などの声が上がった。博覧会ではジェトロのジャパンパビリオンのほかに、トヨタや志賀設計などの日系企業も独自に展示ブースを出展した。

写真 来場者でにぎわうジャパンパビリオン(ジェトロ撮影)

来場者でにぎわうジャパンパビリオン(ジェトロ撮影)

広州市によると、2023年の同市の65歳以上の常住人口が総人口に占める割合(高齢化率)は前年比3.4%増の13.9%に達した(注)。中国の調査会社iiMedia Research(艾媒諮詢)の発表によると、2024年の中国の高齢者産業の市場規模は13兆9,000億元(約292兆円、1元=約21円)に達し、2027年には20兆元を超える見込みだ。

中国民政部などの中央24部門は10月31日、高齢者サービスの消費促進に向けた政策措置を発表し、高齢者サービス内容の拡大や、関連する消費券の配布など、5分野19措置を盛り込んだ(2024年11月19日記事参照)。

ジェトロでは引き続き、質の高い日本企業の介護製品や養老施設などの輸出・進出拡大に向けた取り組みを実施する予定だ。

(注)高齢化率が14%以上の社会を「高齢社会」と呼ぶ。

(高文寧)

(中国)

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