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バイデン米大統領、大統領輸出評議会に新メンバーを指名、次回会合は6月11日(米国)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年6月4日 11時35分

米国のジョー・バイデン大統領は5月31日、大統領輸出評議会(PEC)の新たなメンバーに、国際機械工・航空宇宙労働者協会(IAM)のブライアン・ブライアント国際会長と、全米自動車労働組合(UAW)のショーン・フェイン会長を指名すると発表した。

PECは、貿易に関する国家諮問委員会の役割を担っており、米国の貿易に影響を与える政府の政策に関する大統領への助言や輸出促進のほか、ビジネス界、産業界、農業界、労働組合、政府間で貿易関連の課題の解決に向けた議論などを行う。PECはバイデン政権下の2023年6月に、7年ぶりに再開され(2023年7月3日記事参照)、これまでに2回の会合を行っている(2023年12月6日記事参照)。

IAMは、今回のブライアント代表の指名を受け、航空宇宙産業、防衛産業、製造業などに携わる60万人のIAM組合員の声をホワイトハウスの貿易協議に届けるとの声明を発表した。また、ブライアント代表は声明の中で「バイデン大統領が、われわれの雇用、サプライチェーン、そして安全保障に影響を与えるあらゆる貿易の議論において、労働者が重要な席を確保できるよう、私を指名してくれたことに非常に感謝している」と述べている。

一方で、UAWは、今回の指名に関する声明を発表していない。ただ、フェイン会長は2024年1月に、バイデン大統領の2023年9月のミシガン州でのストライキのピケ現場訪問や賃上げ要求への支持表明、労働組合の組成後押しなど一連の対応を評価し、2024年11月の大統領選挙に向けてバイデン大統領を支持する旨を発表している(2024年1月29日記事参照)。

3回目となるPECの次回会合は6月11日に予定されており、PECが3月に実施したタイ・バンコク訪問に関する大統領への報告、米国とインド太平洋地域の商業関係の強化、米国のサービス貿易について議論される予定だ。商務省のジーナ・レモンド長官は3月に、PECを率いてバンコクを訪問していた(2024年3月26日記事参照)。また、米国国際貿易委員会(ITC)は5月24日に、サービス貿易の年次報告書を発表した。今回は特に、金融サービスに焦点を当てている。

(赤平大寿)

(米国)

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