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珠海市と江門市を結ぶ「黄茅海跨海通道」、12月11日に開通(中国)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年12月20日 0時40分

中国南部の珠海市と江門市を結ぶ「黄茅海跨海通道」が12月11日に開通した(2020年6月着工)。広東省交通運輸庁によると、黄茅海跨海通道は、広東・香港・マカオグレーターベイエリア(粤港澳大湾区)で、香港と広東省珠海市、マカオを結ぶ「香港・珠海・マカオ大橋」(港珠澳大橋、2018年10月31日記事参照)、深セン市と中山市を結ぶ「深中通道」(2024年7月8日記事参照)に続き、海を渡るもう1つの重要な通路になるという。

黄茅海跨海通道は全長約31キロで、高架橋とトンネルなどで構成されている。港珠澳大橋の西側にあり、珠海市平沙鎮を起点とし、黄茅海水域をまたぎ、江門台山市斗山鎮を終点とする。

「黄茅海跨海通道」の開通により、珠海市~江門市間の移動時間は従来の1時間以上から、約30分に短縮される見込みだ。また、広東省の西側沿岸部と粤港澳大湾区の核心エリアとの交通アクセスを複線化することにより、粤港澳大湾区の経済発展を広東省の西側沿岸部へ波及させ、さらに、大湾区の東西の両岸(注)の産業、科学技術、文化、観光などとの融合発展を促進し、資源要素の流動性を向上させる意義を持つという。12月11日付「南方日報」電子版は、「広東・香港・マカオグレーターベイエリアの経済発展の現状は『東強西弱』」としつつも、「『黄茅海跨海通道』の開通は、珠江デルタ西部の交通構造を改革する新たな突破口となる。港珠澳大橋、西部沿海高速と一直線を形成し、共同で『香港~珠海~江門~広東西部』の大通路を構成する」としている。

(注)東岸は一般的に、深セン市、東莞市、恵州市を指す。西岸は一般的に、珠海市、仏山市、韶関市、中山市、江門市、陽江市、肇慶市、雲浮市を指す。

(汪涵芷)

(中国)

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