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米大統領選、ハリス副大統領がウィスコンシン州で選挙キャンペーン開始(米国)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年7月26日 10時10分

米国のカマラ・ハリス副大統領(民主党)は7月23日、ジョー・バイデン大統領の大統領選挙からの撤退表明2日後に、初の選挙キャンペーンをウィスコンシン州ミルウォーキーで行った。大統領選の激戦州の1つの同州では、共和党全国大会が前週7月18日に終わったばかり(2024年7月23日記事参照)。

ハリス副大統領は演説で「ホワイトハウスへの道は、ウィスコンシン州を経由する」と述べ、同州が大統領選勝利への重要な州だと強調した。また、検事やカリフォルニア州司法長官を歴任した自身と、不倫口止め料の不正会計処理などに関する34の罪状に関してニューヨーク州最高裁判所の陪審員から有罪評決が出された共和党のドナルド・トランプ前大統領(2024年5月31日記事参照)とを対比させた。

さらに、ハリス副大統領は、バイデン大統領の撤退表明後に2024年の選挙キャンペーンでこれまで両党から報告された24時間の献金総額としては最大の8,100万ドルの資金を集め、その多くが草の根的な個人献金者からだったことに触れ、「トランプ氏は富裕層や大企業からの選挙献金と彼らの政治的関与を引き換えにしている」と非難した。

なお、7月22、23日に実施されたロイターと調査会社イプソスの大統領選に関する世論調査の結果では、ハリス副大統領の支持率が44%で、トランプ前大統領の42%を2ポイント上回った。

(星野香織)

(米国)

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