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習国家主席がタジキスタン訪問、両首脳共同声明など29文書に署名(タジキスタン、中国)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年7月18日 0時50分

中国の習近平国家主席が7月4~6日の日程で、タジキスタンを国賓として訪問した。習国家主席は、カザフスタンで開催された上海協力機構(SCO)首脳会議(2024年7月11日記事参照)に参加した後、タジキスタンを訪れた。2014年、2019年に続く3回目の訪問となった。

タジキスタンのエモマリ・ラフモン大統領との首脳会談が7月5日に行われ、新たな段階の包括的戦略関係のさらなる深化に関する両国首脳の共同声明をはじめ、再生可能エネルギー分野の投資と人材育成や、新エネルギー、電子商取引、デジタル技術、インフラ開発、動植物検疫、中国人団体旅行客の受け入れ、投資の相互促進・保護などの分野で29の文書が署名された。

首脳会談後の共同記者会見で、習近平国家主席は、両国は「一帯一路」構想の中で質の高い協力に焦点を当て、トランジット輸送を拡大させるため物流連結性(コネクティビティー)分野で協力をさらに深めることで合意したと述べた。ラフモン大統領は、中国~タジキスタン~ウズベキスタン~トルクメニスタン~イラン~トルコの国際輸送路の改善や、中国~タジキスタン~アフガニスタンの新しい道路や鉄道の建設への中国の参画に期待を表明した。さらに、同大統領は、同国の再生可能エネルギー容量を倍増させる意向を表明し、特に水力発電での中国との協力拡大を歓迎した。

ラフモン大統領は7月4日、新華社通信のインタビューに答え、中国はタジキスタンの対外経済関係で重要な位置を占めており、3大貿易相手国の1つであると同時に、タジキスタン経済への外国資本投資の40%を占める最大の投資国でもあると述べた。

習国家主席の公式訪問の一環として、7月5日に首都ドゥシャンベで新しい政府庁舎と国会議事堂の落成式が行われた。これらは中国の協力で5年をかけて建設された荘厳なもので、両国間の協力の成果であり、タジキスタンと中国の友好と相互理解の最高の例とされている。

今回の訪問に先立ち、6月21日にドゥシャンベで開催された両国の企業関係者が参加したビジネスフォーラムでは、総額で60億ソモニ(約894億円、1ソモニ=約14.9円)を超える契約や協力協定が締結された。

(ウラジミル・スタノフォフ)

(タジキスタン、中国)

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