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イラク国防省、韓国製迎撃ミサイルシステムを購入へ(イラク、韓国、アラブ首長国連邦、サウジアラビア)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年9月27日 0時30分

イラク国防省は9月19日、韓国の軍需産業大手LIGネクスワンと、中距離地対空迎撃ミサイルシステムの購入契約を締結したことを発表した。契約の調印に立ち会ったイラクのタビット・アル・アバシ国防相は、この迎撃システムがイラク全空域をカバーすることに触れ、同システムがイラクの地域的均衡を達成するため戦略的に重要だと述べるとともに、韓国政府と韓国国防省に謝意を示したという。

調達先のLIGネクスワンも翌20日、イラク国防省との輸出契約の締結を同社ウェブサイトで発表した。輸出するのは中距離地対空迎撃ミサイルシステム「天弓2」で、契約規模は約3兆7,000億ウォン(約4,070億円、1ウォン=約0.11円)としている。

「天弓2」は、弾道ミサイルや航空機といった空中からの脅威に対応するため、韓国国内で開発したシステムだ。多機能レーダーの追跡技術や、多標的同時交戦のための精密探索機など、世界最高水準の技術が適用されている。

同社は既に2022年にアラブ首長国連邦(UAE)と、2024年2月にはサウジアラビアと「天弓2」の輸出契約を締結しており、今回のイラクが中東3カ国目となった。同社は今後、これらの国々への長距離・高高度迎撃システムの追加輸出の可能性も高まったとしている。

(太田尭久、オマール・アル・シャメリ)

(イラク、韓国、アラブ首長国連邦、サウジアラビア)

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