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グリーンテックとモビリティをテーマにベトナム企業5社が登壇、「Inno Vietnam-Japan Meetup Vol.7」(ベトナム)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年12月24日 1時20分

ジェトロは12月16日、在ベトナム日本大使館とベトナム日本商工会議所(JCCI)、ベトナム国家イノベーションセンター(NIC)と共同で、日本企業とベトナムのスタートアップの交流イベント「Inno Vietnam-Japan Meetup Vol.7」を開催した。「グリーンテック」と「モビリティ」をテーマに、ベトナム企業5社が登壇し、ウェビナー形式で90人が参加した。同イベントは、2024年3月に始まった日本とベトナムの官民連携の枠組み「新しい日越共同イニシアチブ」のうち、「イノベーション/DX推進」をテーマに行うプロジェクトの第7弾となる(2024年4月4日記事参照)。

冒頭の基調講演では、みちのりホールディングスの高橋信吾ディレクターが、ベトナム企業との合弁会社「Saigon Public Transport」を立ち上げ、ホーチミン市内で手掛ける電動バギー運行事業について説明した(2024年10月15日付地域・分析レポート参照)。

ピッチでは、イーブースト(EBOOST)、アルテルノ(Alterno)、セレックスモーターズ(SELEX Motors)、ベンコン(BenKon)の4社が登壇した。各社の事業・発表内容は次のとおり。

1. イーブースト:電気自動車(EV)メーカーを問わずに利用できる充電ステーションを運営する。利用者はモバイルアプリを通じて、近隣の充電ステーションの検索から支払いまでを一貫して行うことができる。
2. アルテルノ:電力を熱エネルギーとして長期間保存できる砂電池を利用した乾燥装置を製造・販売する。農産物の乾燥や工業プラント、商業ビル向けの乾燥システムに利用され、石炭・石油などの化石燃料や木を燃やすことによる乾燥手法よりも安価で、二酸化炭素(CO2)排出が少ないことが特徴だ(2024年1月18日付地域・分析レポート参照)。ベトナム国内では、サントリーと米国ペプシコが提携するサントリーペプシコ・ベトナムなどへの販売実績がある。
3. セレックスモーターズ:電動バイクの製造、電動バイクや充電バッテリーのサブスクリプション事業を展開する。現在、Viettel Post(ベトナム郵便大手)、Lazada Logistics(大手ECサイトLazada傘下の物流会社)などが同サブスクリプションサービスを利用している。
4. ベンコン:空調などの運転状況を分析し、動作時間の設定やメンテナンスのスケジューリングなどによって使用電力の最適化を行う管理システムを開発・販売する。ベトナム国内では、FPTリテイル(地場大手IT企業FPTの小売り関連会社)や、セブン-イレブンなどへの販売実績があり、当面はBtoBを中心に事業を展開する予定だ。

写真 ピッチの様子(ジェトロ撮影)

ピッチの様子(ジェトロ撮影)

(注)この記事に登場する企業、スタートアップへの取り次ぎを希望する場合は、ジェトロ・ハノイ事務所(VHA-Innovation@jetro.go.jp)まで連絡を。

(細川雄貴)

(ベトナム)

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