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2024年の自動車販売台数、前年比13.9%減、BEVは2.5倍超に(インドネシア)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2025年2月3日 0時20分

添付資料PDFファイル(202 KB)

インドネシア自動車製造業者協会(ガイキンド)は1月13日、2024年12月の自動車販売台数などのデータを発表した。

同年第4四半期(10~12月)の自動車卸売販売台数は23万2,063台で、乗用車17万9,494台、商用車が5万2,569台だった。2024年通年の自動車卸売販売台数の合計は86万5,723台で、前年同期比13.9%減だった(添付資料表1参照)。同年当初に設定した販売台数目標(110万台)を大きく割り込む結果となった。

ブランド別の卸売販売台数では、上位10社のうち8社を日系メーカーが占めた(添付資料表2参照)。1~12月の卸売販売台数は、上位からトヨタ28万8,982台(シェア33.4%)、ダイハツ16万3,032台(シェア18.8%)、ホンダ9万4,742台(シェア10.9%)だった。非日系メーカーでは、韓国の現代自動車が9位(2万2,361台、シェア2.6%)、中国の上汽通用五菱汽車(SGMW)が10位(2万1,923台、シェア2.5%)だった。2024年6月から国内販売を開始した中国のBYDは1万6,669台(シェア1.9%)を販売し、11位につけた。

燃料別の卸売販売台数では、ガソリン車59万3,437台(シェア68.5%)、ディーゼル車17万2,333台(シェア19.9%)、ハイブリッド車(HEV)5万6,684台(シェア6.5%)、バッテリー式電気自動車(BEV)4万3,194台(シェア5.0%)、プラグインハイブリッド車(PHEV)74台だった。BEVの販売台数は前年比2万6,132台増加し、約2.5倍の伸びを見せた(添付資料表3参照)。

BEVのブランド別販売台数では、BYDが販売期間7カ月ながら、最も多かった。次いでSGMWが1万3,117台、チェリーが5,010台と続いた。(添付資料表4参照)。

2025年の自動車販売台数目標は85万台

ガイキンドは2025年の自動車卸売販売目標を85万台に設定すると発表した。ガイキンドのクク・クマラ事務総長は、販売目標を75万台や90万台に修正する可能性を示唆した上で、「付加価値税(VAT)の12%への引き上げ(2025年1月9日記事参照)や、米国準備制度理事会(FRB)による政策金利引き下げ、自動車税の追加徴収措置などが販売台数に影響する」と述べた。また、同氏は、政府の支援が自動車産業の成長を促すと述べ、「HEV、PHEV、BEVといった電動化技術を搭載した全ての車種にインセンティブが必要だ」とした(1月19日「リプタン紙」)。

(大滝泰史)

(インドネシア)

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