1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 国際
  4. 国際総合

日本生鮮卸売市場「トンロー日本市場」がリニューアルオープンへ(タイ)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年11月18日 14時35分

タイのバンコクにある日本生鮮卸売市場「トンロー日本市場」は11月22日、リニューアルオープンを迎える。同市場を運営するJ VALUEが11月15日に発表した。

トンロー日本市場は、2018年に「日本のいいものを世界へ」というコンセプトのもと、日本航空(JAL)傘下のJALUXが中心となり、バンコクでも特に日本食レストランや日系小売店の多いトンロー地区に開業し、以後、JALグループの航空物流網・ノウハウを使って、鮮魚、野菜、果物、牛肉などの日本産生鮮食材を現地のレストラン、ホテル、小売店などの事業者や一般消費者に提供していた。 

リニューアルオープンにあたり、現地でエンターテインメント事業を展開するジーユークリエイティヴが出資比率51%、日本の自治体との連携した日本産食材の貿易・販売を手掛ける食品卸みこしが同49%の新たな運営陣のもと、新たなトンロー日本市場としてスタートする。

リニューアルオープンするトンロー日本市場には、生ビール、日本酒、焼酎、ワイン、ウイスキーなど、多彩な日本産アルコール飲料を楽しめる「ICHIBA SAKE BAR & CAFÉ」、日本旅行が運営する日本のアンテナショップコーナー「Japan Discovery Square ~ supported by Nippon Travel Agency ~」、食事処の「ICHIBA DINING」、老舗果物青果店「むらはた」のフルーツパーラーが新たにオープンする。また、これまで日本から空輸してきた鮮魚に加え、新たに毛ガニやタラバガニ、カキなどの生きたまま空輸される魚介類も取り扱いを開始する。このほか、日本の食材、食の文化的背景を学ぶワークショップや、自治体などと連携したフェアも開催予定だ。

なお、リニューアルオープンに先立ち10月9日には、J VALUEとJALが基本合意書を締結。両社の強みを生かして戦略的に提携することにより、タイ在住の日本人のみならず現地のマーケットにより深く根差した新生トンロー日本市場として、日本の優れた農水産品の販売を拡大していくとともに、市場内でのカフェやバーの運営などイートインの展開や日本各地の自治体などと連携したイベントの開催を通じて、日本からタイへの農水産品のさらなる輸出拡大に取り組むと発表している。

写真 (左)トンロー日本市場の外観、(右)J VALUEとJALによる基本合意書締結の様子(J VALUE提供)

(左)トンロー日本市場の外観、(右)J VALUEとJALによる基本合意書締結の様子(J VALUE提供)

(須田善也、村上裕紀)

(タイ)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください