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中国国際高品質消費博覧会、マカオで開催、ジェトロが初参加(中国、マカオ、日本)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年10月21日 0時45分

3回中国(マカオ)国際高品質消費博覧会が92729日にマカオ特別行政区で開催された。2024年は「人の食、住、行、遊、購、娯」(注1)をテーマに、統合型リゾート「ザ・ベネチアン・マカオ」のコタイ・エキスポを会場として使用した。会場には「国潮(注2)精品館」「大湾区(注3)特色館」「輸入商品館」の3エリアが設置され、主催者発表によると、400近くの国際ブランドが出展し、累計入場者数は延べ3万人以上だった。

今回初めて設置された輸入商品館には18カ国の「国家パビリオン」が出展し、1,500平方メートルの面積に、日本、韓国、オーストラリアなどがパビリオンを設けた。韓国は美容・化粧品類、オーストラリアは紅茶やコーヒーなど、モンゴルは毛皮加工品など、各国がそれぞれ特徴的な商品をアピールした(「南方財経」99日)。

ジェトロはこの展示会に初めて出展し、オンラインカタログサイト「Japan Street」とその商談サービスを来場者に紹介し、専門バイヤーへの登録勧誘を行うとともに、2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)の広報展示を行った。また、ジャパンパビリオンには、日本産酒類の輸入販売を中国内で手掛ける企業7社が出展し、来場者に試飲の提供や商品PRを実施した。

今回の展示会には、南光集団(注4)と中国の大手ECプラットフォーム企業の京東集団(JD.COM)が連携して「京東ブラジルパビリオン」を設けた。ブラジルパビリオンの設置は中国とブラジルの国交樹立50周年の記念イベントとしても位置付けられ、在香港ブラジル総領事は「今回の博覧会を通じてブラジルと中国企業の連携がさらに強化された。京東ブラジルパビリオンでも、ブラジルの商品をアピールすることができ、ブラジル企業と中国企業間のビジネス協力も深化した」とコメントした。

写真 ジェトロのブース(ジェトロ撮影)

ジェトロのブース(ジェトロ撮影)

写真 ジャパンパビリオン(ジェトロ撮影)

ジャパンパビリオン(ジェトロ撮影)

(注1)それぞれは、食:飲食、住:住環境、行:出ていくこと、遊:旅行、購:買い物、娯:娯楽を指す。

(注2)国潮とは、中国の伝統文化と現代文化が融合した新しいカルチャーを指す。

(注3)広東・香港・マカオグレーターベイエリア(粤港澳大湾区)は、中国共産党中央委員会と中国国務院によって制定され、香港・マカオ・広東省珠江デルタに位置する9都市を統合したグレーターベイエリアを目指す地域発展計画。

(注4)中国国有資産監督管理委員会の直接管理下にある中央国有企業で、マカオに本社を置く唯一の企業。

(兪思珂)

(中国、マカオ、日本)

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