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成都市の大手スーパーマーケットチェーンで日本産菓子の販売開始(中国)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年6月18日 1時20分

四川省・成都市を拠点に中国国内で3,639店舗を展開する成都紅旗連鎖ホールディングス(以下、紅旗連鎖、注1)は、6月から成都市内の約300店舗で、北陸製菓(本社:石川県)のビスケットの販売を開始した。

ジェトロは、サンプルショールーム事業(注2)の成都常設展にサンプルを提供した各社の商品を電子カタログに整理し、紅旗連鎖に紹介したところ、紅旗連鎖と北陸製菓の中国代理店との商談が成立し、今回の販売開始につながった。

紅旗連鎖の担当は「日本産食品はこれまで何度か紅旗連鎖の店舗で販売したが、定着しなかった。北陸製菓のビスケットは品質も良く、値頃感があることから導入を決めた」と語った。

写真 紅旗連鎖で販売されている北陸製菓のビスケット(ジェトロ撮影)

紅旗連鎖で販売されている北陸製菓のビスケット(ジェトロ撮影)

写真 紅旗連鎖の様子(ジェトロ撮影)

紅旗連鎖の様子(ジェトロ撮影)

農林水産省の発表によると、2023年の日本から中国への農林水産物・食品の輸出額のうち、菓子類(米菓を除く)は品目別で5位の66億円だが、過去最高を記録した2022年より20%減少した。

紅旗連鎖をはじめとする現地系資本の小売店では、菓子類をはじめとする日本産食品の取り扱いは限られている。今回の事例のように現地系資本の小売店が日本産食品の取り扱いを始める動きが広がれば、現地消費者が日本産食品を手に取る機会が増え、日本から中国への菓子類をはじめとする日本産食品の輸出の回復に寄与することが期待される。

(注1)中国チェーンストア協会が2024年4月に発表した「2023年中国コンビニエンスストアTOP100」によると、紅旗連鎖は3,639店舗で、中国国内で9位の店舗数となる。また、成都小売業協会が4月に発表した「第12回(2023年)成都商業ランキング」によると、紅旗連鎖の店舗数は成都市内で1位となっている。

(注2)ジェトロでは、日本産農水産物・食品の取扱事業者の新規参入と販路拡大を目指し、世界の複数地域に食品サンプルショールームの設置、現地バイヤーを招いた商品紹介や試飲・試食の提供、オンライン商談を実施している。詳細はジェトロのサンプルショールーム事業のウェブサイト参照

(内田剛)

(中国)

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