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マレーシア、日本のALPS処理水放出を受けた一部食品への検査緩和(マレーシア、日本)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年5月29日 0時25分

マレーシア保健省は在マレーシア日本大使館に対し、高リスク食品に対する検査レベルについて、東京電力福島第1原子力発電所からのALPS処理水放水前の水準〔レベル3(モニタリング検査)〕に戻したと通報した。

ALPS処理水の海洋放出を受けて、同省は2023年8月、日本から輸入される高リスク食品に対する検査レベルを4(監視)に引き上げたが(2023年8月28日記事参照)、当該取り扱いについて、日本政府からマレーシア政府に対して、科学的根拠に基づく対応を要請するとともに、在マレーシア日本大使館はマレーシア保健省に対し、継続的に状況を確認していた。

なお、同省は、輸入食品が1983年食品法と関連規則に準拠していることを確認するため、日常的な活動の一環として、モニタリング検査は継続するとしている。

この件に関しては、2023年10月に当時の宮下一郎農林水産相がモハメド・サブ農業・食料安全保障相に対し、日本産水産物の安全性について説明するとともに、日本産水産品の販売支援の一環として、PRイベントや試食会が実施された(2023年10月6日記事参照)。

また、同年11月の日マレーシア首脳会談で、アンワル・イブラヒム首相はALPS処理水に関し、科学的根拠に基づく日本の取り組みを評価すると発言していた(2023年11月5日付日本外務省ウェブサイト)。

(都築佑樹)

(マレーシア、日本)

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