イラン大統領選挙、決選投票へ(イラン)
ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年7月2日 9時0分
イランでは、5月19日にヘリコプター事故で亡くなった(2024年5月21日記事参照)、故イブラーヒーム・ライーシー大統領の後任を決める第14期イラン大統領選挙の投票が6月28日に行われ、イラン内務省は翌29日に結果を次のとおり発表した〔6月29日付イスラーム共和国通信(IRNA)〕。
1位:マースード・ペゼシュキヤーン候補 1,041万5,991票(得票率:42.45%)
2位:サイード・ジャリーリー候補 947万3,298票(38.61%)
3位:モハンマド・バーゲル・ガーリーバーフ候補 338万3,340票(13.79%)
4位:モスターファー・プールモハンマディー候補 20万6,397票(0.84%)
無効票:105万6,159票(4.30%)
総投票数:2,453万5185票
イランの大統領選挙法では、当選には総投票数の過半数以上の得票が必要とされており、今回の投票では、いずれの候補者も過半数に届かなかったことから、得票数上位2候補による決選投票となった。決選投票は、第1回投票の翌金曜日である7月5日に行われる予定で、改革派と呼ばれるペゼシュキヤーン候補と保守派と呼ばれるジャリーリー候補との間で争われる(6月30日付IRNA)。
なお、今回の投票率についてイラン国内では、過去最低だった、前回の第13期大統領選挙(2021年6月21日記事参照)の48.8%を下回る39.96%となった、と報じられている。
(マティン・バリネジャド、鈴木隆之)
(イラン)
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