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ネタニヤフ首相、ラファでの戦闘の激しい局面は終わりに近づいていると発言(イスラエル、パレスチナ、レバノン、米国)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年6月25日 16時0分

イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は623日、同国のテレビ局チャンネル14の「愛国者たち」という番組に出演してインタビューに応じた。首相はこれまで外国のテレビ番組のインタビューには応じていたが、イスラエルのテレビ番組への出演は2023107日のハマスとの軍事衝突開始以来初めて。ネタニヤフ首相は自身のX(旧Twitter)のアカウントにインタビューの動画を投稿した。

画像 テレビ番組出演に関するネタニヤフ首相のX(旧Twitter)での動画投稿

テレビ番組出演に関するネタニヤフ首相のX(旧Twitter)での動画投稿

イスラエルのメディアはインタビューでのヘブライ語での質問のやりとりを英訳して掲載した。「エルサレム・ポスト」紙(6月23日)によると、ネタニヤフ首相は、パレスチナ自治区ガザ地区での戦闘について、「(南西部の)ラファでの戦闘の激しい局面は終わりに近づいている」と述べた。

「オール・イスラエル・ニュース」(6月24日)によると、首相は「激しい局面が終わった後、北部に部隊を再配置する選択肢もある。防衛目的もあるが、住民を帰還させるためでもある」と述べた。また、レバノンのヒズボラとの外交的な合意の可能性について、「もし合意があれば、それはわれわれの条件での合意になる」と答えたが、その条件に「戦争の終結、ガザからの撤退、ハマスが無傷であること」は含まれないと断言した。

「タイムズ・オブ・イスラエル」紙(6月24日)によると、人質の解放を巡るハマスとの合意の可能性について、ネタニヤフ首相は「人質の一部を解放するための部分的な合意をする用意はあるが、戦争を終わらせ、ハマスを存続させるつもりはない」と述べた。

首相は6月23日の閣議の冒頭で、米国の武器供給の遅れについてあらためて言及した。イスラエル首相府によると、首相は「米国からイスラエルに届く武器が4カ月前に激減し、数週間にわたり非公開の場で米国側に輸送を早めるよう要請したが、基本的な状況は変わらなかった」とし、「私はこのことを公表することにした」と述べた。ネタニヤフ首相は6月18日に動画声明で米軍の軍事支援に対して不満を表明し、米政府高官は失望を表明していた(2024年6月21日記事参照)。首相は「この問題が近い将来に解決されることを望み、信じている」とも述べた。

イスラエルとハマスの衝突の詳細についてはジェトロの特集を参照。

(中溝丘)

(イスラエル、パレスチナ、レバノン、米国)

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