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ソフトバンク、生成AI検索スタートアップの米パープレキシティと戦略的提携発表(米国、日本)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年6月24日 0時15分

ソフトバンクは、6月17日に生成人工知能(AI)会話型検索エンジンのスタートアップ、米国パープレキシティ(本社:カリフォルニア州サンフランシスコ)と戦略的提携を発表した。ソフトバンクの寺尾洋幸専務執行役員(発表時点ではコンシューマ事業推進統括も兼任)は、同社がインターネット検索やブロードバンド、スマートフォンなどを通じ、さまざまな情報革命を提供してきたことを挙げ、すべての人々に、AIの恩恵を迅速に届けることに取り組んでいると述べた。

さらに、「ソフトバンク」「Y!mobile」および「LINEMO」を利用する顧客に、パープレキシティ・プロのサービスを1年間無料で提供すると発表。寺尾氏は、パープレキシティの使いやすさと情報源を表示するインターフェースの良さを強調し、同社との提携はソフトバンクのAI革命への旅の始まりだと述べた。

検索型AIサービスを提供するパープレキシティ

パープレキシティは、元オープンAIのAIリサーチャーであるアラビンド・スリニバス最高経営責任者(CEO)、元メタのAIリサーチ・サイエンティストのデニス・ヤラツ最高技術責任者(CTO)らにより、2022年8月に設立。米国アマゾンの共同創業者兼会長を務めるジェフ・ベソス氏、元ユーチューブCEOスーザン・ウォジスキー氏、メタのヤン・ルカン最高AIサイエンティストや、エヌビディアなどを含む主要な投資家から2億ドル近くを調達している。

パープレキシティは、ウェブ・ブラウザとアプリで使用できる会話型のAI応答エンジンを提供しており、ユーザーの質問に対して、インターネット上で検索できる最新の情報をもとに、引用元を表示し、信頼度の高い答えを表示できる。ソフトバンクとの提携により提供されるプレミアム版のパープレキシティ・プロでは、ユーザーは異なる大規模言語モデル(LLM)を選択してサービスを利用できるという。

同社は、オープンAIのGPT3.5-turboとGPT4-turboを組み合わせたLLMとメタのオープンソースのラマAI、フランスのスタートアップであるミストラルAIのモデル、そしてアンソロピックのクロードをカスタマイズしたモデルを使用する。同社の自社製AI言語モデルはなく、さまざまなLLMを活用した検索体験や独自のインターフェースを売りとしている。

(松井美樹)

(米国、日本)

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